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SACD/CDプレーヤーの修理 [オーディオ]

一月ほど前から、SACD再生時に音飛びが発生するようになっていた(CDでは音飛びしない)うちのSACD/CDプレーヤー(DENON DCD-1650SE)を修理に出した。
以前から、トレイ開閉時の不具合(開閉ボタンを押していないのに勝手にトレイが閉まってしまう)もあったので、いっしょに修理してもらった。

トレイの不具合だけならCDやSACDを載せるときにトレイを掴んで勝手にしまらないようにしとけばよかったので(面倒だけど 笑)、そのまま使い続けることもできたのだが、SACDの音飛びはさすがに我慢して使える不具合ではない。
ってことで修理に出したのだが、実を言うと以前から買い替えのことを少し考えていたので、迷う気持ちもなかったわけではない。

とりあえずDENONに電話して不具合の症状を伝えたところ、「見てみないと断定はできないが、たぶん部品代と技術料あわせても2万くらいでできるだろう」という話しだったので、「その程度の出費ですむのなら」ということで、修理して使うことにしたのだった。
(実際、修理費用は、スイッチとトラバースの交換・マイコンの初期化・技術料あわせて、19,000円ほどだった。)

修理は一週間ほどで完了し、昨日の夜戻ってきたので、早速つないで確認したところ、SACDの音飛びもトレイの不具合もすっかりなおっていた。
それはまぁ当たり前なのだが、聴いていると、修理以前よりかなり音が良くなっている気がする。

SACDを聴くのは一週間ぶりなので、最初は気のせいかと思ったのだが、聴けば聴くほど良くなっているとしか思えない。
これが、あの買い替えを考えていたプレーヤーの音?

ちーがーうー

そこでボクは1枚の愛聴盤CDを聴いてみることにした。
スティーヴ・ドブロゴス(Steve Dobrogosz)の"Golden Slumbers"(BOMBA RECORDS BOM 23001)だ。


20171216.jpg


SACDよりCDのほうが圧倒的に所有枚数が多いからCDの音がどうなのかのほうが重要だし、何よりボクがSACD/CDプレーヤーの買い替えを考えるようになったきっかけがこのCDなのだ。

2年近く前、アンプとスピーカーを買い替えたとき、このCDが決定打の一つになった。
オーディオ・ショップの視聴室では、LUXMAN L-590AX MARKⅡとJBL S4700がレインボー・スタジオ(オスロ)の豊潤な響きを確かに再現していた。
このアンプとスピーカーの組み合わせが、ここまでピアノの響きとスタジオの空気感をリアルに表現するとは思っていなかったので、ボクはすっかり心を奪われてしまったのであった。

しかし、LUXMAN L-590AX MARKⅡとJBL S4700がわが家であの音を再現してくれたことは、これまで一度もなかった。
悲しかったが、オーディオ・ショップでの視聴のときに使っていたプレーヤーがMARANTZのSA-11S3だったので、あの音を再現するにはそのクラスのプレーヤーが必要なんだと自分を納得させた。
そんなわけで、SACD/CDプレーヤーの買い替えを考えるようになったのである。

ところがどうだろう?
いま、うちのリビングで鳴っている音は、あの日視聴室で聴いた音にかなり近いのである。

間違いない。
トラバース交換で、音質が格段に向上したのだ。
というか、すでに2年前の時点で、ピックアップがかなりへたれてたんだな・・・

しかし、ピックアップってけっこう短期間でへたるもんなんだなぁ。
まぁ、冬場は加湿器をがんがんかけてるリビングだし、レンズ・クリーニングもテキトーにしかやってなかったし、そんなところが原因か・・・

スタンパーが2桁になったときの音の変化とかならいつも気にしてるのに、SACD/CDプレーヤーのピックアップの劣化は気にしてなかったというのは変だと思われるかもしれないが、いいんである。
ボクはオーディオ・マニアではなく、アナログ・マニアなのだ(笑)

タグ:Steve Dobrogosz
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