SSブログ

全仏のドロー [テニス]

全仏のドローが発表された。
まずシードについてだが、ラオニッチ選手が欠場することになったため、以下のようになった。

1.ジョコビッチ選手
2.フェデラー選手
3.マレー選手
4.ベルディヒ選手
5.錦織選手
6.ナダル選手
7.フェレール選手
8.バブリンカ選手

さて、このシード選手たちがどう配置されたかである。

トップハーフに第1シードのジョコビッチ選手と第3シードのマレー選手の山、ボトムハーフに第2シードのフェデラー選手と第4シードのベルディヒ選手の山がある。

そして、ジョコビッチ選手の山には、なんと第6シードのナダル選手が入っている。

マレー選手の山には第7シードのフェレール選手が、フェデラー選手の山には第8シードのバブリンカ選手が入り、そして、われらが錦織選手は第5シードでベルディヒ選手の山となった。

このシードの配置を見て最初に感じたことは、「世界が一番観たいと思うものを観せることになったな」ってことだ。
確かに、全仏でジョコビッチ選手が初優勝を飾り、生涯グランドスラムを達成するとしたら、その過程で対ナダル戦がないなんて誰も納得しない。
第6シードってことで、第4シードまでの山のどこかに入らなければならないとしたら、ジョコビッチ選手の山に入るしかない。

ジョコビッチ選手が優勝するには、準決勝でマレー選手(今ジョコビッチ選手に次いで調子が良く、シングルス・レースでは第2位)、決勝ではフェデラー選手(過去10年の全仏で、ナダル選手以外の唯一の優勝者)を破らなければならない。
「世界が一番観たいゲーム」ということを考えたら、この配置だろうな。

男子32シードまではシャラポワ選手(前年度女子優勝者)が抽選したようですねー5月27日0:20に追記

一方われらが錦織選手にとって、この配置は一番戦いやすいものなんじゃないだろうか。
勝ち進めば、準々決勝でベルディヒ選手、準決勝でフェデラー選手、決勝でジョコビッチ選手である。
クレイでの戦いということを考えれば、ナダル選手やマレー選手より、ベルディヒ選手やフェデラー選手のほうが戦いやすそうだ。
いずれにせよ簡単に勝てる相手じゃないことは確かだけど、どちらかといえば、やりやすいんじゃないかと。

とはいえ、さすがグランドスラム大会、準々決勝までの道のりも決して楽ではない。
1回戦のマチュー選手はともかく、順当にいけば2回戦であたることになるベルッチ選手は、先日のローマでジョコビッチ選手を苦しめていたのが記憶に新しい。
(今ATPのサイトを見たら、ジュネーブの大会で、ベルッチ選手が決勝進出である。やっぱり、調子がいいんだなぁ―5月23日0:30に追記)

順当にいけば3回戦でベルダスコ選手(第32シード)、4回戦ではフェリシアーノ・ロペス選手(第11シード)とあたる。
スペイン勢と連戦なのである。

いやでもまてよ、確かに楽な相手ではないが、そんなに困った相手でもない。
若手で伸び盛りのキリオス選手(第29シード)(これまで対戦はない)、これまでの対戦成績で圧倒的に分が悪いガスケ選手(第20シード)(勝てないんだよねぇ)、調子にのったら手がつけられないモンフィス選手(第13シード)(去年一度芝で勝ったことがあるだけ)とかにあたるより、ずっとやりやすいかもしれないぞ。

案外、ホントに錦織選手、決勝まで行ってしまうかもれない。
そしたら、凄いなぁ。
仕事なんて二の次にして熱中しちゃいそうだなー(笑)

錦織選手だけでなく、ストレートインの添田選手と伊藤選手にくわえ、予選勝ちあがりでダニエル太郎選手と西岡選手も本選入りを決めているし、女子のほうも、奈良選手と土居選手がストレートインで本選出場を決めている。

全仏オープンが開幕する日曜日が、今から本当に楽しみなのである。
タグ:錦織圭
コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

コメント 2

isoshijimi

想也さんの文章を読んでいると、本当に意図が働いているのかな、と思っちゃいますね(笑)
錦織選手には是非、てっぺんとってほしいですね~(^^)

仕事二の次にして熱中してしまいそう、っていつもそんな感じがしちゃいますけど(笑)
by isoshijimi (2015-05-23 08:53) 

想也

isoshijimiさん

人間の意図じゃなければ神様の意図が働いてるんでしょう(笑)

えーこう見えて、ボクって「できる男」なんですよー(笑)
by 想也 (2015-05-23 10:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0