ローマ 準々決勝

マスターズのローマ大会準々決勝、錦織 vs ジョコビッチ戦である。

立ち上がりこそ硬さが見えて、ブレイクを許した錦織選手だが、徐々にショットに安定感も出てきて、プレイの質があがる。

ファーストセットは、ブレイク寸前まで追い詰めるも、結局ブレイクできずに失ったが、セカンドセットに入ると3-2からの第6ゲームで見事にブレイクを奪うことに成功。
続く第7ゲームの最初のポイントでは、絶妙のタイミングでドロップショットを打つもこれがネットにかかり、少し嫌な雰囲気が漂う。
しかし、きっちりと立て直してキープ、5-2となる。
続く第8ゲームをジョコビッチ選手がすんなりキープしたあと、サービング・フォー・ザ・セットの第9ゲーム、危なげないプレイで見事にキープ、セカンドセットを奪った。

勝負はファイナルセットに持ち込まれた。
実に良いゲームである。

ファイナルセットの第1ゲーム、ジョコビッチ選手のサービスゲームはいきなりデュース。
しかし、さすがジョコビッチ選手、そう簡単にはブレイクさせない。
逆に第2ゲームは、0-30となってヒヤリとするも、良いサービスが決まったこともあり、4ポイント連取で錦織選手もキープである。

第3ゲームをジョコビッチ選手がキープしたあとの第4ゲーム、錦織選手の素晴らしいプレイも出たもののラリー戦を最終的にジョコビッチ選手が制してブレイク。
ここでジョコビッチ選手が吠えた。
続く第5ゲームもジョコビッチ選手がすんなりキープ、1-4となる。

第6ゲームは、錦織選手のミスが続いて0-30。
30-30までもどしたものの、ジョコビッチ選手のギアが上がっている。
錦織選手、再びブレイクを許してしまった。
最後はジョコビッチ選手のラブゲーム、ファイナルセットは1-6で奪われた。

やっぱりジョコビッチ選手はすごいなぁ。
とはいえ、ATPファイナルズのときも感じたことだけど、ジョコビッチ選手と錦織選手の差って、ここぞってときの集中力の僅かな差の気がする。

この借りは全仏で返すのだー

タグ：錦織圭

コメント 2

残念でしたよね。
良かった感じあったのですけどね・・・。
by isoshijimi (2015-05-16 08:20) 

isoshijimiさん

ホント、残念でした。
ファイナルセットの立ち上がりでの攻め方次第では、
勝機もあったんじゃないかと思うんですよね。

by 想也 (2015-05-16 09:43)