ハーモニーは消えたのか?~チューリップ『魔法の黄色い靴』 [国内盤研究]
<ノイさんが、初回盤を明らかにしているチューリップ・マニアの方のサイトを発見してくださったので、追記しました。>(2021年3月27日11:30)
先日、チューリップ『魔法の黄色い靴』のシングル盤(EXPRESS/東芝音工 ETP-2671)についての記事を書いた後、なんとなくDiscogs掲載の情報を確認していたら、なんとPSにバリエーションがあることを発見してしまった・・・
B面曲『ハーモニー』が記載されていないものがあるというのだ。
先日、ボクが入手したものには、しっかり『ハーモニー』の記載がある。
B面曲の記載を後からわざわざ消すというのも考えにくい。
ってことは、『ハーモニー』が記載されてないのが初回盤なのか?
発売日前月プレスのマト2S 1/2Sで、2000枚しか売れなかったうちの1枚であることは確実なのだが、それでも初盤じゃないっていうのかよ・・・
2000枚しかないもん、途中でデザイン変更なんかすんなよ・・・
な~んて荒れた気持ちになったのだが(笑)、幸いヤフオクに『ハーモニー』記載のないものがちょうど出品されていた。
欲しがる人もいないので、争うこともなく開始価格で落札できた。
それで、荒れた気持ちもすっかり鎮まった(笑)
そのレコードが今日届いた。
これが初回盤なのか?
ん?
マトが2S 7ってちょっと進んでるぞ・・・
これはA面だが、B面も2S 6と進んでいる。
ホントにこれが初回盤なのか?
おそるおそるPMを確認すると・・・
は? 3-Y?
3-Yってことは、1973年11月プレスってことだよねぇ?
っていうか、すでに東芝も東芝音楽工業から東芝EMIに改称した後じゃん!
ってことは、レーベルも・・・
上部リムは"MFD BY TOSHIBA-EMI LTD. IN JAPAN"で、紛れもなく東芝EMIレーベルである。
そりゃ、1973年11月プレスなら東芝EMIレーベルだよなぁ・・・
CSだってもちろん東芝EMIのCSである。
じゃ、この東芝EMIに改称した後の、というか、『心の旅』がヒットした後の追加プレスのときに、『ハーモニー』を消したんだろうか?
あらためてDiscogsを確認してみると、そこに掲載されている『ハーモニー』が無い盤は東芝音工盤である。
つまり、少なくとも東芝音工時代から『ハーモニー』無し盤は存在していたのだ。
東芝EMI盤が『ハーモニー』無しなんだから、やっぱり、「有り」から「無し」に変更されたと考えるのが合理的だろう。
しかし、B面曲のタイトルをわざわざ消すというのもかんがえにくいよねぇ?
ボクは、二枚をじっくり見比べながら考えた・・・
『ハーモニー』無し・・・
『ハーモニー』有り・・・
うーん・・・
ん?
あー そうかっ!
『ハーモニー』と『チューリップ』が同格で並んでいると、どっちがバンド名でどっちが曲名かわからない。
このレコードは、チューリップのメジャー・デビュー盤である。
しかも、福岡を中心に2000枚しか売れなかったわけだから、全国的な知名度は皆無に近かったはずだ。
『ハーモニー/チューリップ』なんて書いてあったら、『ハーモニー』がバンド名だと思う人がわんさか出てこないとも限らない。
ってことで、早々に『ハーモニー』を消したんだろう。
そんなわけで、やっぱり、『ハーモニー』有りが初回盤でいいんじゃないかと思うのである。
って、こういうのってコアなチューリップ・ファンには自明のことだったんだろうな・・・
<追記>
ノイさんが、下記サイトを発見してくれました。
http://tulip-mania.jugem.jp/?eid=1327
やっぱり、マニアの間では自明のことでしたね。
ただし、「発売後まもなく/何らかの理由で/ジャケットから/『 ハーモニー 』が削除されます」とされていて、『ハーモニー』が削除された理由については、マニアの方にもわからないようです。
この理由についても、ボクの推測が当たってる気がするなぁ。
先日、チューリップ『魔法の黄色い靴』のシングル盤(EXPRESS/東芝音工 ETP-2671)についての記事を書いた後、なんとなくDiscogs掲載の情報を確認していたら、なんとPSにバリエーションがあることを発見してしまった・・・
B面曲『ハーモニー』が記載されていないものがあるというのだ。
先日、ボクが入手したものには、しっかり『ハーモニー』の記載がある。
B面曲の記載を後からわざわざ消すというのも考えにくい。
ってことは、『ハーモニー』が記載されてないのが初回盤なのか?
発売日前月プレスのマト2S 1/2Sで、2000枚しか売れなかったうちの1枚であることは確実なのだが、それでも初盤じゃないっていうのかよ・・・
2000枚しかないもん、途中でデザイン変更なんかすんなよ・・・
な~んて荒れた気持ちになったのだが(笑)、幸いヤフオクに『ハーモニー』記載のないものがちょうど出品されていた。
欲しがる人もいないので、争うこともなく開始価格で落札できた。
それで、荒れた気持ちもすっかり鎮まった(笑)
そのレコードが今日届いた。
これが初回盤なのか?
ん?
マトが2S 7ってちょっと進んでるぞ・・・
これはA面だが、B面も2S 6と進んでいる。
ホントにこれが初回盤なのか?
おそるおそるPMを確認すると・・・
は? 3-Y?
3-Yってことは、1973年11月プレスってことだよねぇ?
っていうか、すでに東芝も東芝音楽工業から東芝EMIに改称した後じゃん!
ってことは、レーベルも・・・
上部リムは"MFD BY TOSHIBA-EMI LTD. IN JAPAN"で、紛れもなく東芝EMIレーベルである。
そりゃ、1973年11月プレスなら東芝EMIレーベルだよなぁ・・・
CSだってもちろん東芝EMIのCSである。
じゃ、この東芝EMIに改称した後の、というか、『心の旅』がヒットした後の追加プレスのときに、『ハーモニー』を消したんだろうか?
あらためてDiscogsを確認してみると、そこに掲載されている『ハーモニー』が無い盤は東芝音工盤である。
つまり、少なくとも東芝音工時代から『ハーモニー』無し盤は存在していたのだ。
東芝EMI盤が『ハーモニー』無しなんだから、やっぱり、「有り」から「無し」に変更されたと考えるのが合理的だろう。
しかし、B面曲のタイトルをわざわざ消すというのもかんがえにくいよねぇ?
ボクは、二枚をじっくり見比べながら考えた・・・
『ハーモニー』無し・・・
『ハーモニー』有り・・・
うーん・・・
ん?
あー そうかっ!
『ハーモニー』と『チューリップ』が同格で並んでいると、どっちがバンド名でどっちが曲名かわからない。
このレコードは、チューリップのメジャー・デビュー盤である。
しかも、福岡を中心に2000枚しか売れなかったわけだから、全国的な知名度は皆無に近かったはずだ。
『ハーモニー/チューリップ』なんて書いてあったら、『ハーモニー』がバンド名だと思う人がわんさか出てこないとも限らない。
ってことで、早々に『ハーモニー』を消したんだろう。
そんなわけで、やっぱり、『ハーモニー』有りが初回盤でいいんじゃないかと思うのである。
って、こういうのってコアなチューリップ・ファンには自明のことだったんだろうな・・・
<追記>
ノイさんが、下記サイトを発見してくれました。
http://tulip-mania.jugem.jp/?eid=1327
やっぱり、マニアの間では自明のことでしたね。
ただし、「発売後まもなく/何らかの理由で/ジャケットから/『 ハーモニー 』が削除されます」とされていて、『ハーモニー』が削除された理由については、マニアの方にもわからないようです。
この理由についても、ボクの推測が当たってる気がするなぁ。
タグ:チューリップ
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