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レコードができるまで [アナログ・コレクターの覚書]

昨日の記事を書いたあと、上下にスタンパーをセットしてプレスしてるプレス機の様子がわかる動画がないか探してたら、これを見つけた。





コンパクトにまとめられていて、わかりやすい動画だと思うが、ちょっと省略がある。

大量生産のレコードは、カッティングしたラッカー(凹)から、マスター(凸)を作って、そこからマザー(凹)を作って、そこからスタンパー(凸)を作るのだが、この動画ではマスター→マザーの工程は省略されていて、ラッカーから直接スタンパーを作っている。

工程が少ないほうが音質的には有利なので、この工程で作られるレコードもあって、diskUNIONが配給しているTHINK! RECORDSがリリースしている「マスター盤プレッシング」のレコードなんかは、これだ。
(ラッカーから直接スタンパーを作るというか、マザー・スタンパーを作らずに、マスターから直接プレスするというかは、言い方の問題ーだよね?)

とはいえ、通常はマスター→マザーという工程を経て大量のスタンパーができるわけだし、ボクたちアナログコレクターはその痕跡をRunoutに探したりするので、そこまでわかる動画がないかと探したら、diskunionTVの東洋化成潜入レポートを見つけた(笑)

カッティングプロセスまで丁寧に説明してくれている。



<カッティング編その1>


<カッティング編その2>

動画中、レコードの溝の映像が撮れなくて残念がっていたが、これは、そのへんに売ってる10倍ルーペでも十分に確認できる。
ちなみに、ボクが日常的に使ってるのは、これ。



レコードの音飛びには二種類あって、傷がついている場合とゴミがこびりついている場合なのだが、後者の場合には、このルーペとつまようじで対処できることが多い(ただし、視力と指先の器用さに自信がない人はやらないほうがいい 笑)。



<盤説明編>

ラッカー→マスター→マザー→スタンパーのメタル処理のプロセスはここで説明されている。



<プレス編>


一度、東洋化成に見学に行ってみたいなぁ。

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