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George Harrison~慈愛の輝き~ [アナログ・コレクターの覚書]

今日2月25日はジョージ・ハリスン(George Harrison)の誕生日。
今年はこのアルバムを引っ張り出して聴いていた。


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オリジナルはセルフタイトルであるが、日本盤には「慈愛の輝き」というタイトルがつけられた。
オリジナルのリリースは1979年2月14日らしい(日本語版Wikiでは2月14日になっているが、英語版Wikiでは2月20日になっているから、確定できない)が、日本盤のリリースは同年2月25日ということで、今日2月25日はこのアルバムの日本盤の誕生日でもあるわけだ(笑)

ってことで、今日は珍しく日本盤もいっしょにとりあげよう。


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手前が英盤(K56562)で、奥が日本盤(P-10561D)。日本盤に帯がないのがちょっと残念。
英盤は光沢のあるすべすべの紙で、発色が鮮やかだ。一方、日本盤のほうはちょっとマットな紙質で、少しくすんだ感じに見える。


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裏ジャケはよりそれがはっきりしている。
手前が英盤で奥が日本盤。写真だとよくわからないかもしれないが、緑が濃く美しい英盤に対して、日本盤はちょっと枯れ気味にすら見えてしまう(笑)

ってことで、ジャケ的には、圧倒的に英盤に軍配があがる。


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英盤には、厚紙のインナースリーブ(袋になってるってことです)が付属している。
写真では手前のものだが、裏側には(表に印刷されている"Faster"以外の)歌詞が印刷されている。

奥の二つが日本盤に付属しているもので、英盤のインナースリーブの表裏に印刷されているのと同じものを薄い紙の表裏に印刷したインサート(袋じゃなくて一枚紙ってことです)と、湯川れい子さんの解説が片面に印刷された(裏には何も印刷されていない)インサートだ。

解説ってほとんど読まないボクにとっては解説付きのプラス点もないので、附属物でも英盤の圧勝である。


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英盤のレーベルはリムの赤が少し柔らかい。


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日本盤のレーベルはリムの赤が少しきつい。

これは微妙な判定だが、この優しい愛に満ちた温かいアルバムには、英盤のレーベルのほうがイメージに合っている気がする。


さて、一番重要なのはもちろん音質である。

手持ちの英盤はMatrix末尾A3/B3(ただし両面とも3の前に何かを消した痕がある)なのだが、これより若いのがあるのかどうか知らない(Discogsにも英盤のMatrix情報は出ていない)。

インナースリーブのクレジットによるとロンドンのStrawberry Masteringでマスタリングされているのだが、上のレーベル写真でもわかるように、手持ち盤のRunoutにはしっかりStrawberryの刻印がある(両面にある)ので、これでいいのだ(笑)

ちなみに、これまた上のレーベル写真でもわかるように、日本盤のRunoutにもしっかりStrawberry刻印がある。
つまり、日本盤もStrawberry Masteringでカッティングされた輸入メタルによるプレスということで、基本的に音は変わらない。

基本的には変わらないのだが、盤の材質やプレス品質とかの違いから生じる差はもちろんある。
この点日本盤のほうが優秀!と言いたいのだが、実際聴いてみると、ボクには英盤のほうが好ましく聴こえる。

一番大きいのは盤の材質だと思うのだが、英盤はペラペラの柔らかい材質で、出てくる音も柔らかめの音なのだ。
それがね、優しい愛と温かさに満ちたこのアルバムに実によくマッチして心地良いんだな。

まぁ、こういうのは、聴いてるシステムによっても違うだろうし、プラシーボ効果的なものもあるかもしれないので、アテにならないけどね(笑)

タグ:George Harrison
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