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考レコ学クイズ20~同世代ならわかる? [考レコ学クイズ]

昨日、5月2日は、清志郎さんの命日だった。

今年は、このレコードを聴いて偲んでいた。


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1980年6月5日にリリースされたRCサクセション初のライブ・アルバム『RHAPSODY』(Kitty Records 28MK 0001)である。

画像を見て、「高いレコードでもないんだから、帯付きくらい買えよ」と思ったあなた!
まぁ、確かに、帯付きの方がよかったのだが、出会えなかったんだから仕方がない。

画像を見て、「あれ?レーベルが白いんじゃない?」と気づいたあなた!
鋭い!(笑)

そう、見本盤なんである。


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見つけたとき、帯付きじゃないからって見本盤はスルーしないよね~

で、もちろん、通常盤は帯付きで持っている。


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まぁ、2年以上後の1982年7月プレス(ポリドール・プレスでPMがGD2。ポリドールのPMについては、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-10-07 をどうぞ。)のセカンド・プレスだけどさ。

セカンド・プレスなのは、2年以上後のプレスだからではない。
正確にはいつからなのかわからないのだが、ある部分がはっきりと変更されるので、その特徴があればセカンド・プレスということになる。

命日に考レコ学クイズなんて無粋だが、清志郎さんなら笑って許してくれそうなので、やってしまおう。

では、問題です。

このレコードには、同世代(1980年代に青春を過ごした世代)ならわかりそうなファースト・プレスとセカンド・プレスの違いがあります。
さて、その違いとは何でしょう?


解答編はこちら。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2024-05-04


R.I.P.

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ヒヤリ [アナログ・コレクターの覚書]

ヤフオクで落札したレコードが届いた。

出品者はレコード店ではなく、リサイクル・ショップでもなさそうで、どうやら個人のようだった。
大量の出品があるものの、どれもこれも「実家の押し入れの奥に眠ってました」的なもので、その中にほんの少しレコードが混じっていた。

そんな出品者なので、梱包は、スーパーとかでもらってきたらしいダンボールを解体して二つ折りにしたものに挟んでテープでグルグル巻きにするというものだったが、中のレコードはプチプチにくるんであったし、まぁ上出来である(上から目線 笑)。

しかし、プチプチから取り出した瞬間、ボクは蒼ざめた。

アウターのビニールが、これだったからである。


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「まるいレコード」ってさー、レコードは大概まるいぞ。
って、違う、そうじゃない(笑)

押し入れの奥で長年眠っていたらしいそのアウターは、ずいぶんと薄汚れていたが、汚れは問題ではない。
問題は、その分厚さである。
そう、塩ビ焼けを起こす、あの悪名高いアウターっぽい。

恐る恐るレコードを引っ張り出して確認したところ、なんだかハード・オフのジャンク・コーナーにあるやつぐらい盤面が汚れているが、塩ビ焼けっぽくはない。

レア盤ではないので、速攻で、水の激落ちくんを使って洗浄する。


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ピカピカである。
一点のくもりもない。

もともと悪さをする成分を含んでいなかったのか、それとも厚めのジャケットがその成分の侵入を阻んだのか、塩ビ焼けは逃れていたのであった。

すっげー良い音で鳴っているのである。

めでたし、めでたし(笑)

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間違いだけどまんざら間違いでもない~フィービ・スノウ『サンフランシスコ・ベイ・ブルース』 [アナログ・コレクターの覚書]

さて、考レコ学クイズ19の解答編である。

間違いを発見できただろうか。

間違いは、ここである。


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裏ジャケットの向かって左側、楽曲ごとに演奏者クレジットが掲載されているところだが、最後の曲の曲名は"NO SHOW TONIGHT"なのに、"NO SNOW TONIGHT"になっている。

これじゃ、「今夜のショーはなくなった」ではなく、「今夜、雪は降らない」になってしまう。
ただ、"SNOW"を"PHOEBE SNOW"ととれば、「今夜、スノウはいない」ということで、「今夜のスノウのショーはなくなった」という意味にはなる(のか?)。
まんざら間違いでもないことになるのだ(笑)

いや、ただの間違いだけどね。

それにしても、こんな大きな間違い、再再発にいたるまで気づかないもんかなぁ?


タグ:Phoebe Snow
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考レコ学クイズ19~間違いだけどまんざら間違いでもない [考レコ学クイズ]

昨日4月26日は、フィービ(Phoebe Snow)の命日だった。

ってことで、今日はこのレコードを聴いていた。


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1974年にリリースされた彼女のファースト・アルバムである。

いつもはUSオリジナル(Shelter Records SR 2109)で聴くのだが(USオリジナルについては、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-10-12https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2023-10-13 をどうぞ)、命日だし、ほとんど聴かない日本盤を引っ張り出した。

日本盤だって、ビクター・カッティングでビクター・プレスなので、綺麗な音で鳴る。
とはいえ、USオリジナルには鮮度感(音色のリアリティや音場の立体感)で遠く及ばないのは仕方ない。

それでもコレクター的にこの日本盤が手放せないのは、ベイ・ブリッジが描き込まれているからである。
日本盤は、ジャケ違いなのだ。

違うのは表ジャケだけではない。
裏ジャケも違う。


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USオリジナルの裏ジャケは青だが、日本盤の裏ジャケは白で、歌詞付きインナー・スリーブが付属しないかわりに、歌詞が掲載されている。
しかも、USオリジナルには間違って掲載されていた"GOOD TIMES"の歌詞も、正しい方に差し替えられている。
歌詞の掲載順も、収録順に変更されている。

片面に松平維秋さんの解説、片面に山本安見さんの訳詞が掲載されたインサートだって付属している。


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おまけに、日本盤はビクター・プレスだから、透けるんである。


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透けるシェルター・レーベルは萌えるな~(笑)

やっぱり、日本盤も持ってなきゃいけないんである。

もっとも、うちのは、1975にリリースされた初回盤(日本フォノグラム RJ-6021)ではなく、1978年にリリースされた再発盤(日本フォノグラム BT-5165)なのだが、表ジャケットも裏ジャケットも、レコード番号以外は同じだからいいのだ。
インサートは、ちょっとレイアウトが違っていたりするのだが、気にするほどのことではない(それに、最初に買ったUSオリジナルの中に初回盤付属のインサートが入っていたので、インサートだけは初回盤付属のものも持っている 笑)

しかーし、日本盤には一つ問題がある。

間違いがあるのだ。

初回盤から間違っていて、うちにある再発盤でも修正されておらず、さらに1979年リリースの再再発盤(日本フォノグラム RJ-7576)でもまだ修正されていない。

誰も気づかなかったんだろうか・・・


さて、ここで問題です。

フィービのファースト・アルバムの日本盤にある、その間違いとは何でしょう?


おっと、こんな小さな間違いではないよ。


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せっかく正しい方に差し替えられた"GOOD TIMES"の歌詞の中で、"I don't care"が"It don't care"になっている。

こんな小さな間違いではなく、普通ならすぐに気づきそうな大きな間違いを、再再発盤にいたるまで放置しているのである。

まぁ、でも、この間違い、まんざら間違いでもないのだが・・・


GWで暇を持て余している方は、もしレコード棚にこの日本盤があったら、間違いを探してみてくださいませ。


解答編はこちら。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2024-04-28


R.I.P.

タグ:Phoebe Snow
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R.I.P. Dickey Betts ~ The Allman Brothers Band, Brothers and SistersのUSオリジナル [STERLINGの仕事]

4月18日、オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)のオリジナル・メンバーだったディッキー・ベッツ(Dickey Betts)=リチャード・ベッツ(Richard Betts)が亡くなった。

ベッツがボーカルをとったバンド最大のヒット"Ramblin' Man"が収録されているせいか、あるいはベッツ作曲の代表曲"Jessica"が収録されているせいか、ボクのTLには、このレコードで追悼している方が多かったので、ボクもつられて引っ張り出した。


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1973年8月にリリースされたオールマン・ブラザーズ・バンド5作目のアルバム"Brothers and Sisters"である。

このレコードのUSオリジナル(Capricorn Records CP 0111)についてはいくつか書きたいことがあるのだが、追悼記事で書くのも野暮なので、またの機会に・・・

と思ったのだが、ここのところ、このブログの更新は非常にのんびりしている。
(ごめんなさいm(_ _)m)
またの機会なんて、金輪際訪れない気もする(笑)

ってことで、野暮は承知で書くことにしよう。

どこまでをオリジナルと呼ぶかは難しい問題だが、少なくともうちの盤はファースト・プレスではなさそうである。

サンタマリア工場プレスのマト末尾は1B/1Bで、スタンパーはB12/D20なので、ファースト・プレスの仲間に入れてもらえそうなのだが、そうはいかないらしい。

このレコードにはインサートが付属しているのだが、正しく"Jelly Jelly"がクレジットされているものと、間違って"Early Morning Blues"とクレジットされているものがあるというのだ(ピットマン工場プレスでも、テレホート工場プレスでも、同様に2種類ある)。

まぁ一般的に言って、間違っている方が先で正しい方が後なのだが、どうやら"Early Morning Blues"が"Jelly Jelly"に差し替えられたということらしく(だから裏ジャケットにはどちらもクレジットされていない)、その点でも、"Early Morning Blues"クレジットが先だと考えられる。
裏ジャケットの曲順やインサートの曲順が実際と異なっているし、マトには両面ともREがついているので、曲の差替えに伴って、アルバム全体の曲順の見直しも行われたんじゃないかと推測する。

そういうことを踏まえて考えると、間違って"Early Morning Blues"とクレジットされたインサートが付属しているのがファースト・プレスで、正しく"Jelly Jelly"とクレジットされているインサートが付属しているのはセカンド・プレスだと考えるのが合理的だと思う。

そのうちどこかで、"Early Morning Blues"クレジットのインサート付きと出会えるのを願うばかりである。

このレコードについては、もう一つ興味深いことがある。

マスタリング&カッティングがSTERLINGで行われていて、送り溝にもSTERLING刻印はあるのだが、この刻印なんである。


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この刻印、正確には5.5mmくらいだが、面倒なのでボクは6mm刻印と呼んでいる。
6mm刻印はリー・ハルコ(Lee Hulko)が使っていたものだが(詳しくは、https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-09-03 をどうぞ)、両面ともLHというイニシャルは刻まれていない。

「さては、書き忘れたな。」と思ったのだが・・・


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ジョージ・マリノ(George Marino)なの?
インサートにはっきり書いてあるんだから間違いないか・・・
マリノなら、もうちょっと小さい5mm刻印のはずなんだけどなー

ここで、ボクはあることに気づいた。

STERLINGって書いてないじゃん!

そう、インサートのクレジットには、”George Marino, Record Plant, New York"とクレジットされていて、”STERLING”の文字はどこにもないのだ。

あらためて調べてみると、マリノがSTERLINGに移籍したのは1973年、その前は、The Master Cutting Roomに所属していた。
The Master Cutting Roomは、Record Plant, New Yorkのマスタリング担当部門である。

つまり、このレコードのマスタリングをマリノが依頼された時点では、彼はまだSTERLINGに移籍していなかったんじゃないか。
このレコードがSTERLINGに移籍しての初仕事(かそれに近い仕事)だったんじゃないか。
そうだとすると、彼自身のSTERLINGスタンプはまだ出来上がっておらず、ハルコのスタンプを借用することになったんじゃないか。

そんな推測をしてみたのだが、さて、真相やいかに?


R.I.P.

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