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Alabama Song [David Bowie]

デヴィッド・ボウイ(David Bowie)関連の記念盤は、次から次へといろんなのが出るので、「気がついた限りで食指の動いたものを買う」というのにとどめているのだが、"Alabama Song"の40周年記念盤については、使われている写真的には若干食指が動いたものの、「特に好きな曲でもないしなー」と結局見送ったのである。

しかし、655円というAmazonの叩き売り(2021年7月6日時点で651円まで下がっている)を目の当たりにしたら、あまりに不憫でポチってしまった(笑)



(画像をクリックするとAmazonにとびます。)


届いてみると、これがなかなか素敵である。


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A Sideには45回転で"Alabama Song"が、AA Sideには33 1/3回転で1978年のEarls Courtでのライブから"Joe the Lion"と"Alabama Song"がおさめられているのだが、音も悪くない。

まぁ、音が悪くても、650円とかいう値段なら、飾るためだけに買ってもいいよね(笑)

でも、塩ビ焼け起こしそうなPVCスリーブに入ってるので、保存には注意しないとねぇ。

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ジギ―に何が起こったか? [David Bowie]

1月8日の記事で、ボクは、ボウイ(David Bowie)『ジギ―・スターダスト(The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars)』のUKオリジナル(RCA Victor SF 8287)には、ちょっと不思議なことがあると書いた。

今日はそのことについて書こう。

ここに2枚のUKオリジナルがある。


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どちらも、裏ジャケにはまだMAINMANのロゴはない。


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ジギ―のUK盤は1972年6月6日のリリースだが、MAINMAN MUSICは1972年9月に設立された会社だから、裏ジャケ(右上のA GEM PRODUCTIONの下)にMAINMANロゴがあったら初回盤ではない。

つまり、うちの二枚はどちらも初回盤の可能性がある。


レーベルも二枚とも同じで、このレーベルである。


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ボウイのパブリシャーはTitanic/Chrysalisだ。
これまた、MAINMAN MUSICの設立によって、レーベル上のパブリシャー表記もMainMan/Chrysalisに変更されるから、MainMan/Chrysalisだったら初回盤ではない。

つまり、うちの二枚はどちらも初回盤の可能性がある。


このレコードにはインナースリーブが付属しているが、これまた、うちの二枚には同じものがついていた。


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インナースリーブにはUK盤のレコード番号は印刷されておらず、国際共通番号のLSP-4702の方だけだ。


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これは、MAINMANロゴ付きジャケ/MAINMANレーベルになっても同じなので、特に初回盤の証ではない(笑)


さて、では、うちの二枚、どちらも初回盤なのかというと、違うと思う。

一枚のマトが1E/1Eなのに対して、もう一枚のマトが1E/2Eなので、後者は初回盤にはなかった可能性がないことはないが、2E/2Eまでは最初からあった気がする。
というのも、うちの二枚、ジャケットが明らかに違うのだが、確かにうちの二枚については、ファーストジャケと思われる方に1E/1Eが、セカンドジャケと思われる方に1E/2Eが入っていたものの、ebayでしばらく観察していたところ、ファーストジャケと思われる方に2E/2Eが入っていたり、セカンドジャケと思われる方に1E/1Eが入っていたりしたからである。

さて、では、どういう風にジャケットが違うかなのだが、これ、見比べると歴然としている。
一枚はオリジナルのジャケット、もう一枚は、オリジナルをコピーして版下を作り直したものだからである。

見分け方は簡単で、オークションとかの写真でも(Discogs掲載の写真でも)判定できる。
表ジャケの右上に、オリジナルをコピーするときに何かが写り込んだらしく、一本の白い線が入っているからである。


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黄色い☛でココと書いてあるところだ。
RCAロゴが印刷されている位置もずれている。

写真ではわからないかもしれないが、実はこの白い線が入った方は、オリジナルのジャケットに比べると若干ジャケット画像がボケている。
さらに言えば、ほんとに僅か(ジャケット全体で数ミリ程度)であるがオリジナルより拡大されている。
見比べると、どちらがオリジナルかは歴然としている。

ちなみに、これは、オークション画像では判断できないと思うが、RCAロゴのRCAとVICTORの間のレコード番号が、オリジナルは微妙に色が違っているが、セカンドジャケは同じである。


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はっきりと違いがわかるのが背表紙で、オリジナルは上の方からタイトルが印刷されているのに対して、セカンドジャケはちょっと下から印刷されている。
表ジャケに印刷されたDAVID BOWIEやZIGGY STARDUSTの文字の位置と比べると、背表紙のタイトルが印刷されている位置がわかるだろう。
表ジャケでDAVIDと印刷されているところから背表紙のタイトルが始まっているのがオリジナルジャケで、ZIGGYと印刷されているところから始まっているのがセカンドジャケである。


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それにしても、なんでこんなジャケ違いがあるんだろう?
リリースから何年も経った後の再発で、オリジナル・ジャケットをコピーして再発ジャケットを作っているのはたまに見かけることがあるが、リリース当初からこんなコピージャケットを作ってるのは、あんまり聞いたことがない。

しかも、これ、RCAロゴだけはセカンドジャケでもちゃんと印刷されているので、コピー元は、オリジナルジャケットの完成品じゃなくて、完成前のRCAロゴの印刷されていない段階のものだったんだろうと思うのだ。

さて、ジギ―にいったい何が起こったんだろう?

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Happy Birthday, Mr. Bowie [David Bowie]

本日1月8日は、ボウイ(David Bowie)の誕生日である。

ボクのTLは、ボウイのレコード・ジャケットで溢れている。

当然、ボクも聴くのである。

やっぱり、一番好きなアルバムがいいよね。

ってことで、ジギ―(The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars)を引っ張り出す。


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UKオリジナルが2枚、USオリジナルのプロモ、MFSL盤、それから40周年記念で出たリマスター盤。

さて、どれを聴こう?

って、やっぱり、UKオリジナルだよね(笑)


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"STARMAN"はやっぱり、シングルバージョンが好きだ。

これのUKオリジナルにはちょっと不思議なことがあるんだが、誕生日だし、無粋な探求はやめておこう(笑)

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David Bowie, Young AmericansのUKオリジナル [David Bowie]

全国的に寒い一日になった土曜日、ここ湘南でも一時雪がちらついたが、やがて雨にかわり、いまはその雨もあがっている。

でも、寒い。
寒いので、どこにも出かける気がせず、暖房であたたまった部屋の中で、のんびり音楽を聴いている。
まぁ、いつもの週末である(笑)

で、昨日買ってきたレコード・コレクターズ2月号なんぞを読みながら、いろいろ聴いていたのだが、当然のことながら、初盤道で取り上げられていたデビッド・ボウイ(David Bowie)の"Young Americans"もひっぱりだした。


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初盤道ではUKオリジナルの話は早々に切り上げられて、USオリジナル(RCA Victor APL1-0998)の話がメインだったのだが、あいにく、うちにはUKオリジナル(RCA Victor RS 1006)と思しきものが一枚しかない。
紙ジャケ探検隊が喝破している通り、このレコードについては、ボクも完全に後回しにしていたのである。

もっとも、このレコード、USオリジナルが良いと言われても、UKオリジナルに対してそれほど音に不満があった記憶もない。
で、とりあえず、ターンテーブルに載せて、針をおろしてみた。


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うん、悪くない。

確かに、高域は若干金属的に響く感じがしないわけではないが、それほど気になるものではないし、低域の量感はむしろ好みだ。
とはいえ、モータウンに近いソウル・マナーの音ではないし、低域に粘り気があるせいか、軽やかでもない。
そのうち、USオリジナルも(安く転がってれば)手に入れることにしよう。


それより気になるのは、うちのがUKオリジナルと言ってよいものなのかどうかだ。

ジャケットは、テクスチャー仕上げではないが、通常のジャケットよりもマットに仕上げられていて、それなりに雰囲気がある。
素っ気ないといえば素っ気ないが、手を抜いている感じではない。
(インナーがないのはいただけないけどね。)


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Discogsを見ると、若干光沢のあるジャケットもあるようだが、そっちのほうが安っぽい感じがする。

レーベルは、もちろん、オレンジである。


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ただ、使用されているのは、光沢のある紙ではなく、マットな紙だ。
ファースト・プレスがこのマットな紙のオレンジ・レーベルでいいのかどうかはわからない。

Stereo表記のないレーベルもあるが、これは”Station to Station”や"Low"のUKオリジナルがそうなので、その時期にプレスされたものである可能性が高い気がする。
いずれにせよ、ファースト・プレスのレーベルの特徴というわけではないだろう。


手持ちのマトは1E/3Eだ。


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(面倒なのでSide 1のみ 笑)



Discogsで確認すると、Side2には2Eがあるので、数字の若さで言えば1E/2Eが一番若いということになるのだが、Side 1の1Eと2E、Side 2の2Eと3Eは、最初から切られたラッカーの気がする。
音を聴いてみても、Side 1とSide 2で鮮度の差があるようには思えない。

ってことで、マト1E/3Eもファースト・プレスの仲間に入れてもいいんじゃないだろうか。

UKオリジナルのカッティングは、前年の1974年からロンドンのRCAスタジオのエンジニアになったピーター・ノーマン(Peter Norman)が担当している。
送り溝に刻まれたPNがその証拠だ。


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すでに書いたように、ボクはこの音にとくに不満はない。

まぁ、でも、USオリジナルを聴いたことがないんで、どっちが良いかというのは(好みの点でも)判断できないんだけどね(笑)


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David Bowie, The Man Who Sold the WorldのUSオリジナル~フェイクの見分け方 [David Bowie]

デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のサード・アルバム「世界を売った男」(The Man Who Sold the World)のUSオリジナル(Mercury SR 61325)には、フェイク(いわゆる偽物)が存在するのは有名な話だ。

実際、ebayを見てもヤフオクを見ても、出品されているのはフェイクが多い。

以前から言われていた判定法は、Matrixが機械打ち(ホンモノ)か手書き(ニセモノ)かというものだったから、「オークションの写真だけでフェイクだと断定はできないだろう。」と思われるかもしれないが、実はもっと簡単に判定できるのである。

もっとも、この判定法、それほど知られていないようでもある。
新年会でわが家に集まってくれた、ボクよりはるかに知識の豊富な友人も、この判定法のことは知らなかった。
もっともDiscogsにも掲載されているので、世界的には広く認知されている判定法ではある。

ってことで、今日はその判定法を紹介することにしよう。


まずは、ホンモノとフェイクを並べた写真から。


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手前がホンモノで奥がフェイクである。

ロゴやイラストの位置がフェイクは若干上にずれているが、これはジャケット製造時の裁断によるのでずれていないものもある。

色味の違いもあって、David Bowieの文字の縁取りが、ホンモノがピンクなのに対して、フェイクは赤だとか、イラストの男がかぶっている帽子の色が、フェイクのほうがかなり濃い茶色だとか、探せばいろいろあるのだが、色味なんてものは光の加減で違って見えるので、オークションの写真から判断する際には、まったく当てにならない。

また、フェイクのジャケは全体的に微妙にボケていて、いかにも複製っぽい。
もっとも、それはホンモノと比較すればはっきりわかるものの、単体で見て判断するのは難しいし、オークションの写真から判定するのはさらに困難である。


レーベルはホンモノがマットで、フェイクがツヤのあるものなのだが、これも写真によって微妙だったりする。


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こんな風に機械打ちのMatrixまで、はっきりわかる形で写真に撮られていれば判定は容易だ。


フェイクは、光沢のあるレーベルで手書きのMatrixである。


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ちなみに、刻印されているMatrix自体は、ホンモノもフェイクもSR 61325-A- M2/SR 61325-B- M1と同じだ。
違いは、機械打ち(machine stamped)か手書き(etched)かだけである。

ここまでは、昔から言われていたことだ。


しかし、もっと簡単な、目から鱗の判定法がある。
裏ジャケを見ると一目瞭然なのである。


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手前がホンモノで奥がニセモノ。
なるほど、ホンモノは黄色が濃いのか~なんて、そんな微妙な話ではない(笑)

表ジャケと逆に、フェイクは歌詞やイラストが下にずれているというのもあるが、これまたジャケット製造時の裁断によるのでずれていないものもある。

注目しなければいけないのは、この赤い☆をつけた部分である。


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歌詞の二段目の最後と吹き出しとの間の空間が、フェイクは比較的広く(歌詞があと3行入るくらい)空いているのに対して、ホンモノはほとんど空いていなくて、くっつきそうになっているのである。

これは、裏ジャケの写真さえあれば、ほぼ判定可能な特徴といえる。


では、みなさん、ebayで確認してみましょう(笑)

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