Kenny Loggins, Celebrate Me HomeのUSオリジナル [Bob Ludwig(RL)の仕事]
<初盤情報を整理しておいたほうがいいかなと思ったので追記しました。>(2023年1月8日12:30)
相変わらず熱は上がっていないし、咳もほとんど出なくなった。
鼻づまりも昨日より良くなっているので、完全回復まであと少しな気がする。
まだ、体内でウイルスと戦っている感じはしているが(笑)
さて、1月7日は、ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)の誕生日である。
メロウなAORで癒されたい体調なので、このレコードをターンテーブルに載せた。
ロギンス&メッシーナ(Loggins and Messina)解散後、1977年にリリースしたファースト・ソロ・アルバム"Celebrate Me Home"のUSオリジナル(Columbia PC 34655)である。
フュージョン畑の腕利きミュージシャンたちをバックに、ケニーのメロウなボーカルが冴える。
良い曲ばっかりだ。
ジミー・ウェッブ(Jimmy Webb)と共作した”If You Be Wise"が、ものすごーく好き。
カッティングはボブ・ラディック(Bob Ludwig)で、両面の送り溝にMASTERDISK RLと刻まれている。
ってことで、音もすこぶる良い。
うちの盤のマトは1F/1Eなのだが、Side 1にはテレホート工場を示すTが、Side 2にはサンタマリア工場を示すSがあって、プレス工場ははっきりしない。
まぁ、でも、両面MASTERDISK RLだからいいか(笑)
<追記>
ちなみに、このレコード、けっこう継続的に売れたようで、RLカッティングではないレイト・プレスがかなり存在するので、注意が必要だ。
ボクが最初に買ったのも、そうしたレイト・プレスで、マトは1E/1AC、Side 2はアルファベット二桁マトだった。
この盤、Side 1のほうにはMASTERDISK RLと刻まれているが、Side 2のほうには何も刻まれていない。
Side 2は、マト自体の筆跡も異なるので、明らかにRLカッティングではない。
Discogsに登録されている情報を見てみると、どうやらマトFまではRLカッティングということでよさそうだ。
マトGは不明だが、マトHになるとMASTERDISKカッティングですらないようである。
このレコードには歌詞付きインナースリーブが付属していて、これはレイト・プレスにも付属しているのだが、ちょっとだけ違っている。
向かって左側の赤文字が初回インナースリーブで、右側のピンク文字がレイトのインナースリーブだ。
赤文字かピンク文字かというのは、実は個体差かもしれず、ピンク文字の初回インナースリーブというのも存在するのかもしれない。
決定的なのは、クレジットの追加である。
一番最後に記載されている参加アーティストの所属レコード会社を示すクレジットの部分が、初回インナースリーブは6行だが、レイトのインナースリーブでは、ロベン・フォード(Robben Ford)のところに追記があって8行になっている。
ってことで、これから入手しようという方は、両面MASTERDISK RLで初回インナースリーブの盤を探してくださいませ。
相変わらず熱は上がっていないし、咳もほとんど出なくなった。
鼻づまりも昨日より良くなっているので、完全回復まであと少しな気がする。
まだ、体内でウイルスと戦っている感じはしているが(笑)
さて、1月7日は、ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)の誕生日である。
メロウなAORで癒されたい体調なので、このレコードをターンテーブルに載せた。
ロギンス&メッシーナ(Loggins and Messina)解散後、1977年にリリースしたファースト・ソロ・アルバム"Celebrate Me Home"のUSオリジナル(Columbia PC 34655)である。
フュージョン畑の腕利きミュージシャンたちをバックに、ケニーのメロウなボーカルが冴える。
良い曲ばっかりだ。
ジミー・ウェッブ(Jimmy Webb)と共作した”If You Be Wise"が、ものすごーく好き。
カッティングはボブ・ラディック(Bob Ludwig)で、両面の送り溝にMASTERDISK RLと刻まれている。
ってことで、音もすこぶる良い。
うちの盤のマトは1F/1Eなのだが、Side 1にはテレホート工場を示すTが、Side 2にはサンタマリア工場を示すSがあって、プレス工場ははっきりしない。
まぁ、でも、両面MASTERDISK RLだからいいか(笑)
<追記>
ちなみに、このレコード、けっこう継続的に売れたようで、RLカッティングではないレイト・プレスがかなり存在するので、注意が必要だ。
ボクが最初に買ったのも、そうしたレイト・プレスで、マトは1E/1AC、Side 2はアルファベット二桁マトだった。
この盤、Side 1のほうにはMASTERDISK RLと刻まれているが、Side 2のほうには何も刻まれていない。
Side 2は、マト自体の筆跡も異なるので、明らかにRLカッティングではない。
Discogsに登録されている情報を見てみると、どうやらマトFまではRLカッティングということでよさそうだ。
マトGは不明だが、マトHになるとMASTERDISKカッティングですらないようである。
このレコードには歌詞付きインナースリーブが付属していて、これはレイト・プレスにも付属しているのだが、ちょっとだけ違っている。
向かって左側の赤文字が初回インナースリーブで、右側のピンク文字がレイトのインナースリーブだ。
赤文字かピンク文字かというのは、実は個体差かもしれず、ピンク文字の初回インナースリーブというのも存在するのかもしれない。
決定的なのは、クレジットの追加である。
一番最後に記載されている参加アーティストの所属レコード会社を示すクレジットの部分が、初回インナースリーブは6行だが、レイトのインナースリーブでは、ロベン・フォード(Robben Ford)のところに追記があって8行になっている。
ってことで、これから入手しようという方は、両面MASTERDISK RLで初回インナースリーブの盤を探してくださいませ。
Jimi Hendrix, The Cry of LoveのUSオリジナル [Bob Ludwig(RL)の仕事]
FIFAワールドカップの日本vsコスタリカ戦は0-1で敗戦。
ブログを書く気も起きなくなったのだが、ここのところ毎日欠かさず書いているので、がんばって書くのである。
それに、今日11月27日はジミ(Jimi Hendrix)の誕生日だ。
お祝いに聴くのに引っ張り出した"The Cry of Love"のUSオリジナル(Reprise Records MS 2034)には、ちょっとした特徴があった。
レーベルは、ツートン・レーベルから切り替わった直後の最初のタン・レーベル(要するに、まだリムにワーナー・ロゴが入ってないもの。)で、これがファースト・プレスのレーベルでいいはずである。
しかし、マトが、31184-2/31185-1つまりマト2/1なんである。
薄いPの刻印が確認できるので、プレスはピットマン工場で行われたことがわかるのだが、Discogsで確認すると、ピットマン工場プレスには、マト1/1しか登録されていない。
マト2ってレアなのか?
いや、そういう問題ではなく、マト2じゃ、もはやファースト・プレスではないのか?
さらに追い討ちをかけるように、悲しい事実がボクを襲う(大袈裟だっちゅうの)。
マト1のSide 2の方には、このようにSTERLING刻印とその隣にRLのサインがあるのだが、マト2のSide 1の方にはないのである。
RLのサインがないだけではない。
STERLING刻印自体がないのである。
ってことは、マト2はRLカッティングじゃないだけでなく、STERLINGカッティングでもないってことなのだろうか?
たぶん、そうではないと思う。
Discogsを確認すると、サンタマリア工場でも1Aと1Bのマトが確認できるのでサンタマリア工場向けにラッカーは二枚切られている。
どちらにもSTERLING RL刻印があるようだ。
テレホ―ド工場でも1-1と1-2のマトが確認できるのでテレホート工場向けにラッカーは二枚切られている。
これまたどちらにもSTERLING RL刻印があるようだ。
ピットマン工場向けにもラッカーが二枚切られたと考えたほうが自然じゃないか。
それに、うちの盤、Side 1のマトの筆跡とSide 2のマトの筆跡が同一人物のもののように見える。
まず、STERLING RL刻印があるSide 2のマトの筆跡はこうだ。
Side 1の方のマトの筆跡はこうである。
ね?
微妙に違うといえば違うので断定はできないのだが、一応、同一人物の筆跡に見えるでしょ?
ってことで、STERLING刻印の位置が内側すぎてレーベルの下に隠れてしまったか、それとも単なる刻印忘れにすぎないんじゃないかと思うのだ。
音の方は、マト2のSide 1も、ラディック(Bob Ludwig)らしく豪快に鳴るのである。
ブログを書く気も起きなくなったのだが、ここのところ毎日欠かさず書いているので、がんばって書くのである。
それに、今日11月27日はジミ(Jimi Hendrix)の誕生日だ。
お祝いに聴くのに引っ張り出した"The Cry of Love"のUSオリジナル(Reprise Records MS 2034)には、ちょっとした特徴があった。
レーベルは、ツートン・レーベルから切り替わった直後の最初のタン・レーベル(要するに、まだリムにワーナー・ロゴが入ってないもの。)で、これがファースト・プレスのレーベルでいいはずである。
しかし、マトが、31184-2/31185-1つまりマト2/1なんである。
薄いPの刻印が確認できるので、プレスはピットマン工場で行われたことがわかるのだが、Discogsで確認すると、ピットマン工場プレスには、マト1/1しか登録されていない。
マト2ってレアなのか?
いや、そういう問題ではなく、マト2じゃ、もはやファースト・プレスではないのか?
さらに追い討ちをかけるように、悲しい事実がボクを襲う(大袈裟だっちゅうの)。
マト1のSide 2の方には、このようにSTERLING刻印とその隣にRLのサインがあるのだが、マト2のSide 1の方にはないのである。
RLのサインがないだけではない。
STERLING刻印自体がないのである。
ってことは、マト2はRLカッティングじゃないだけでなく、STERLINGカッティングでもないってことなのだろうか?
たぶん、そうではないと思う。
Discogsを確認すると、サンタマリア工場でも1Aと1Bのマトが確認できるのでサンタマリア工場向けにラッカーは二枚切られている。
どちらにもSTERLING RL刻印があるようだ。
テレホ―ド工場でも1-1と1-2のマトが確認できるのでテレホート工場向けにラッカーは二枚切られている。
これまたどちらにもSTERLING RL刻印があるようだ。
ピットマン工場向けにもラッカーが二枚切られたと考えたほうが自然じゃないか。
それに、うちの盤、Side 1のマトの筆跡とSide 2のマトの筆跡が同一人物のもののように見える。
まず、STERLING RL刻印があるSide 2のマトの筆跡はこうだ。
Side 1の方のマトの筆跡はこうである。
ね?
微妙に違うといえば違うので断定はできないのだが、一応、同一人物の筆跡に見えるでしょ?
ってことで、STERLING刻印の位置が内側すぎてレーベルの下に隠れてしまったか、それとも単なる刻印忘れにすぎないんじゃないかと思うのだ。
音の方は、マト2のSide 1も、ラディック(Bob Ludwig)らしく豪快に鳴るのである。
タグ:Jimi Hendrix
HBD ダリル~Hall & Oates, Rock 'N Soul Part 1のUSオリジナル [Bob Ludwig(RL)の仕事]
10月11日はダリル(Daryl Hall)の誕生日だった。
ってことで、今日はこのレコードを聴いてお祝いしていた。
1983年にリリースされたホール&オーツ(Hall & Oates)のベスト盤" Rock 'N Soul Part 1"のUSオリジナル(RCA CPL1-4858)である。
このレコード、ジャケットのバリエーションが3つあるが、うちのは見ての通りグレイ&パープルである。
ほかに、グリーン&レッドとレッド&ブラックがあって、それぞれ味があって良いので、全部そろえようと思っているのだが、安いレコードだから完全美品で集めようと思ったら、なかなかめぐりあわない(笑)
シュリンク入りで、表にステッカーが貼ってあって、このインナースリーブとカレンダーも美品のものって、案外見つからないのである。
まぁ、ボクが、そんなにレコ屋めぐりができないせいなんだろうけど。
内容的には、ベスト盤だから当たり前だが、名曲揃いである。
編集盤だが、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)のカッティングだし、音も良い。
うちの盤のマトは両面RCA-1だが、最初からRCA-2もあったようで、RCA-1/RCA-2、RCA-2/RCA-1、両面RCA-2というのも、初盤のバリエーションだと思う。
両面にMASTERDISK刻印とRLのサインがある。
注意が必要なのはジャケットで、裏ジャケットの楽曲クレジットが、このように"PLUS TWO NEW SONGS"で終わっているのが初回盤だ。
セカンド・プレスになると、"PLUS TWO NEW SONGS"の文字が小さくなって、"SAY IT ISN'T SO"と"ADULT EDUCATION"の曲名が追加される。
セカンド・プレスまで含めて、ジャケットの全バリエーションをそろえるとなると6枚かぁ・・・
って、ファースト・プレスだけでいいよね。
いや、普通の人は、ファースト・プレスが1枚あれば満足するのか(笑)
ってことで、今日はこのレコードを聴いてお祝いしていた。
1983年にリリースされたホール&オーツ(Hall & Oates)のベスト盤" Rock 'N Soul Part 1"のUSオリジナル(RCA CPL1-4858)である。
このレコード、ジャケットのバリエーションが3つあるが、うちのは見ての通りグレイ&パープルである。
ほかに、グリーン&レッドとレッド&ブラックがあって、それぞれ味があって良いので、全部そろえようと思っているのだが、安いレコードだから完全美品で集めようと思ったら、なかなかめぐりあわない(笑)
シュリンク入りで、表にステッカーが貼ってあって、このインナースリーブとカレンダーも美品のものって、案外見つからないのである。
まぁ、ボクが、そんなにレコ屋めぐりができないせいなんだろうけど。
内容的には、ベスト盤だから当たり前だが、名曲揃いである。
編集盤だが、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)のカッティングだし、音も良い。
うちの盤のマトは両面RCA-1だが、最初からRCA-2もあったようで、RCA-1/RCA-2、RCA-2/RCA-1、両面RCA-2というのも、初盤のバリエーションだと思う。
両面にMASTERDISK刻印とRLのサインがある。
注意が必要なのはジャケットで、裏ジャケットの楽曲クレジットが、このように"PLUS TWO NEW SONGS"で終わっているのが初回盤だ。
セカンド・プレスになると、"PLUS TWO NEW SONGS"の文字が小さくなって、"SAY IT ISN'T SO"と"ADULT EDUCATION"の曲名が追加される。
セカンド・プレスまで含めて、ジャケットの全バリエーションをそろえるとなると6枚かぁ・・・
って、ファースト・プレスだけでいいよね。
いや、普通の人は、ファースト・プレスが1枚あれば満足するのか(笑)
タグ:Hall & Oates
ジミヘンの命日~故人を偲びながら刻印の確認 [Bob Ludwig(RL)の仕事]
9月18日は、ジミヘン(Jimi Hendrix)の命日である。
"Hendrix in the West"のUSオリジナル(Reprise Records MS 2049)を聴きながら、故人を偲ぶのである。
このレコードにまつわる謎については、以前記事にしたことがあるが、2年以上経っても、解明の手がかりさえまったくつかめない。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2020-04-16
なにかご存知の方には、ぜひ情報提供をお願いしたいのである。
いや、ホント、よろしくお願いしますm(_ _)m
それはそうと、最近、STERLING刻印が、エンジニアごとに違っていたんじゃないかという仮説を提示したばかり(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-09-03 をどうぞ)なので、このレコードでも検証してみることにしよう。
なぜなら、うちの盤は、STERLING刻印は両面にあるが、RLというサインは片面にしかないからである。
うちの盤はテレホート工場プレスで、送り溝は下記の通りだ。
STERLING刻印以外は手書きである。
Side A : MS 2049 T1 31296-1-2 STERLING
Side B : MS 2049 T1 31297-2-2 STERLING RL
まず、RLのサインがあるSide BのSTERLING刻印から見てみよう。
最近、ギターをよく弾くようになって弦高ゲージがすぐそばにあったので、今回は0.5mm単位で測ることができる弦高ゲージで計測である。
ラディックが使用していた7mm刻印に間違いない。
では、Side Aのほうはどうか。
これもやはり、7mm刻印で間違いないだろう。
つまり、RLのサインはないものの、Side Aもラディックのカッティングと考えていいんじゃないかと思うのである。
R.I.P.
"Hendrix in the West"のUSオリジナル(Reprise Records MS 2049)を聴きながら、故人を偲ぶのである。
このレコードにまつわる謎については、以前記事にしたことがあるが、2年以上経っても、解明の手がかりさえまったくつかめない。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2020-04-16
なにかご存知の方には、ぜひ情報提供をお願いしたいのである。
いや、ホント、よろしくお願いしますm(_ _)m
それはそうと、最近、STERLING刻印が、エンジニアごとに違っていたんじゃないかという仮説を提示したばかり(https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2022-09-03 をどうぞ)なので、このレコードでも検証してみることにしよう。
なぜなら、うちの盤は、STERLING刻印は両面にあるが、RLというサインは片面にしかないからである。
うちの盤はテレホート工場プレスで、送り溝は下記の通りだ。
STERLING刻印以外は手書きである。
Side A : MS 2049 T1 31296-1-2 STERLING
Side B : MS 2049 T1 31297-2-2 STERLING RL
まず、RLのサインがあるSide BのSTERLING刻印から見てみよう。
最近、ギターをよく弾くようになって弦高ゲージがすぐそばにあったので、今回は0.5mm単位で測ることができる弦高ゲージで計測である。
ラディックが使用していた7mm刻印に間違いない。
では、Side Aのほうはどうか。
これもやはり、7mm刻印で間違いないだろう。
つまり、RLのサインはないものの、Side Aもラディックのカッティングと考えていいんじゃないかと思うのである。
R.I.P.
タグ:Jimi Hendrix
HBD ミック~Mick Jagger, She's the Bossその2 [Bob Ludwig(RL)の仕事]
7月26日はミック(Mick Jagger)の誕生日ということで、お祝いに、このレコードを聴いていた。
彼のファースト・ソロ・アルバム"She's the Boss"である。
このレコードについては、以前記事にしたことがある。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-07-27
この記事を書いたときで4枚持っていたが、現在では2枚増えて、合計6枚になっている。
増えたのは、US盤が1枚とUK盤が1枚だが、今日聴いていたのは、そのうちの一枚で、UK盤(CBS 86310)のほうだ。
何故かと言えば、ハウィー・ウェインバーグ(Howie Weinberg)がカッティングしているからである。
英マトはA1/B1だが、米マトはINTL-10/INTL-8で、実は英マトA3/B1のほうが、米マトINTL-8/INTL-8だというねじれ現象が起きている。
B面はB1だけではなくB2というマトもあり、これの米マトはINTL-9のようだ。
A1/B1は、MASTERDISK刻印については両面にあるが、HWのサインはA面のMASTERDISK刻印の下にしかない。
B2には、HWサインがあるようなので、A1/B2が両面HWサイン入りということになる。
ということで、このレコード、MASTERDISKでカッティングされているが、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)がカッティングしたRL盤と、ハウィー・ウェインバーグがカッティングしたHW盤と、サインのない無印盤が存在するということになる。
(片面RLや片面HWもやまほどある。実際、うちのUK盤は片面HWだし、3枚あるUS盤のうち2枚は片面RL盤だ。)
さて、では、3人のエンジニアが関与していたのだろうか。
もちろん、その可能性もあるが、そうではない可能性もあるのではないかと思っている。
ちなみに、音質的には、RL盤がもっともキレキレである。
HW盤も遜色ないキレを感じさせる。
無印盤はほんのちょっとだけ落ちる。
そうすると、やっぱり、3人のエンジニアが関与したんじゃないかと考えたくなる。
ただ、どうも、HW盤と無印盤の筆跡が同じな気がするのである。
RL盤は、うちにある4面分すべて、マスターテープ番号冒頭の399がこの筆跡なので、これがラディックの筆跡で間違いないと思う。
「の」を縦にしたような9は特徴的だ。
それに対して、HW盤の399は、あまり特徴がないが、こんな筆跡である。
無印盤の399の筆跡はこうなっている。
ボクには、同じ人間の筆跡に見えるのだがどうだろう?
まぁ、あまり特徴がないので、確信はもてないのだが・・・
しかし、さっきも書いたように、HW盤よりも無印盤のほうが、ほんのちょっとだけ落ちる。
これはどういうことか。
もしかして、ウェインバーグの場合は、最高のカッティングができたときにだけHWのサインを入れて、普通の出来のときはサインを入れなかったとか?
品質管理的にはマスタリング・スタジオの刻印(このレコードの場合MASTERDISK)だけで十分なはずだから、そこにエンジニアがサインを入れるのは、「オレはこんなに良い仕事をするんだぜ。」というアピールの意味があるんじゃないだろうか。
そうだとすると、最高の仕事ができたときにだけサインを入れるってことも十分にありうることなんじゃないかという気がするのである。
そんなことを妄想するミックの誕生日なのであった(笑)
彼のファースト・ソロ・アルバム"She's the Boss"である。
このレコードについては、以前記事にしたことがある。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-07-27
この記事を書いたときで4枚持っていたが、現在では2枚増えて、合計6枚になっている。
増えたのは、US盤が1枚とUK盤が1枚だが、今日聴いていたのは、そのうちの一枚で、UK盤(CBS 86310)のほうだ。
何故かと言えば、ハウィー・ウェインバーグ(Howie Weinberg)がカッティングしているからである。
英マトはA1/B1だが、米マトはINTL-10/INTL-8で、実は英マトA3/B1のほうが、米マトINTL-8/INTL-8だというねじれ現象が起きている。
B面はB1だけではなくB2というマトもあり、これの米マトはINTL-9のようだ。
A1/B1は、MASTERDISK刻印については両面にあるが、HWのサインはA面のMASTERDISK刻印の下にしかない。
B2には、HWサインがあるようなので、A1/B2が両面HWサイン入りということになる。
ということで、このレコード、MASTERDISKでカッティングされているが、ボブ・ラディック(Bob Ludwig)がカッティングしたRL盤と、ハウィー・ウェインバーグがカッティングしたHW盤と、サインのない無印盤が存在するということになる。
(片面RLや片面HWもやまほどある。実際、うちのUK盤は片面HWだし、3枚あるUS盤のうち2枚は片面RL盤だ。)
さて、では、3人のエンジニアが関与していたのだろうか。
もちろん、その可能性もあるが、そうではない可能性もあるのではないかと思っている。
ちなみに、音質的には、RL盤がもっともキレキレである。
HW盤も遜色ないキレを感じさせる。
無印盤はほんのちょっとだけ落ちる。
そうすると、やっぱり、3人のエンジニアが関与したんじゃないかと考えたくなる。
ただ、どうも、HW盤と無印盤の筆跡が同じな気がするのである。
RL盤は、うちにある4面分すべて、マスターテープ番号冒頭の399がこの筆跡なので、これがラディックの筆跡で間違いないと思う。
「の」を縦にしたような9は特徴的だ。
それに対して、HW盤の399は、あまり特徴がないが、こんな筆跡である。
無印盤の399の筆跡はこうなっている。
ボクには、同じ人間の筆跡に見えるのだがどうだろう?
まぁ、あまり特徴がないので、確信はもてないのだが・・・
しかし、さっきも書いたように、HW盤よりも無印盤のほうが、ほんのちょっとだけ落ちる。
これはどういうことか。
もしかして、ウェインバーグの場合は、最高のカッティングができたときにだけHWのサインを入れて、普通の出来のときはサインを入れなかったとか?
品質管理的にはマスタリング・スタジオの刻印(このレコードの場合MASTERDISK)だけで十分なはずだから、そこにエンジニアがサインを入れるのは、「オレはこんなに良い仕事をするんだぜ。」というアピールの意味があるんじゃないだろうか。
そうだとすると、最高の仕事ができたときにだけサインを入れるってことも十分にありうることなんじゃないかという気がするのである。
そんなことを妄想するミックの誕生日なのであった(笑)