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Running Up That HillのUK12インチなど [Kate Bush]

ケイト・ブッシュ(Kate Bush)が1985年にリリースした楽曲"Running Up That Hill"が、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』というドラマで使用されたのがきっかけで再ブレイク、英シングル・チャートで1位を獲得したという。

いやぁ、めでたいっ!

お祝いにUK12インチ(EMI 12KB 1)を引っ張り出して聴くのである。


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何故12インチかって?
そりゃ、音が凄いうえに、12インチ・ミックスのハンパない80年代感が、たまらなく恋しくなったからである(笑)

それに、うちの盤のスタンパーはこんなに若い。


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2U-1-1-である。
Discogsを見ると、2U-1-1- -1 7とか1A-2U-1- 1-2-とかはかわいいもんで、2U-1- 1 1 19なんてのまである。
末尾なしって意味不明なんだが、なんとなく気分が良い(笑)

DMMが文字通りマザーに直接カッティングするものだとすると、2Uがマザーで次の1がスタンパー、その次の1はファースト・スタンパーから起こした第二世代のマザー・ナンバーってことになるはずで、その後にはプレスに使用するスタンパー・ナンバーがふられていないとおかしい。いまだに、この頃の英EMIの送り溝の読み方がよくわからない。
勘違いしてました。DMMではなかったようです。

DMMらしく手書きのTOWNHOUSE刻印は片面(SIDE 2)にしかないが、両面ともTOWNHOUSEカッティングだろう。
素晴らしい音だ。


"Running Up That Hill"の12インチは、ドイツ盤(EU盤)も持っている。


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こんなポスターがついていたからである。


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「ドイツ盤(EU盤)にそんなポスターがついてるなんて話、聴いたことないぞ。」と思った貴方、貴方は正しい(笑)

このポスターは、このレコードに付いていたものではなく、"POP Rocky"というドイツの音楽雑誌についていたものだからである。
前所有者が、このレコードに入れたのだ。


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こういうオマケもうれしいよね。

タグ:kate bush
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歌うたいのバラッド@THE FIRST TAKE [斉藤和義]

この週末も、ボクはずっと仕事である(涙)
この多忙モードから早く脱出したいのだが、あと2週間くらいは無理かなぁ・・・

それはそうと、THE FIRST TAKEって大御所も登場するのね。
斉藤和義さんが『歌うたいのバラッド』やるって、凄すぎじゃん。





あぁ、なんだか、ボクも、ギター弾きながら歌いたくなってきたな(笑)
昔は、よく歌ってからなぁ。


     ♪ ハッピーエンドの映画をいま イメージして歌うよ
     ♪ こんなに素敵な言葉がある
     ♪ 短いけど 聴いておくれよ
     ♪ あぁ 愛してる


ハッピーエンドの映画をイメージして歌ってたけど、ハッピーエンドの結末は待ってなかったな・・・

タグ:斉藤和義
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Milt Jackson BLP 1509の謎 [Rudy Van Gelder(RVG)の仕事]

TLに誘われて、このレコードを引っ張り出して聴いた。


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ミルト・ジャクソン(Milt Jackson)のBLP 1509である。
もっとも、うちにあるのはオリジナルではない。

そもそも、ブルー・ノートのオリジナルなんてそんなに持っていない。
ボクがジャズのレコードを集め始めた頃は、現在ほどとんでもない価格にはなってなかったとはいえ、それでもブルー・ノートのオリジナルといえばかなり高額だった。
どうしても欲しかったものは何とかオリジナルを手に入れたが、ほとんどはLIBERTYとかUAとかの再発を買っていた。

このレコードもLIBERTY再発である。


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LIBERTYやUAの再発でも、さらには♪レーベルの再発でも、送り溝にアレがあればいいんである。
そう、ルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)がカッティングしたことを示す刻印だ。

しかし、このレコードの場合、確かに刻印はあるのだが、ちょっと謎なのである。
なぜなら、この刻印だからだ。


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BLP 1509がリリースされたのは1955年だから、RVGは、まだこのスタンプの刻印は使用していない。
当時はRVGと手書きされていた。
つまり、このレコードも、オリジナルは手書きRVGのはずである。

ってことは、どこかの時点でなんらかの理由で、リカッティングが行われたのだ。
うちの盤、マトがA-1/B-2というのも、リカッティングが行われたことを如実に示している。
B面の数字が進んでいるのが問題なのではなく、そもそも、1500番台のオリジナルの場合、マトはA/Bで終っていて数字はつかない。

うちのLIBERTY再発は、オリジナルで使用されたラッカー由来のスタンパーではなく、リカッティングされたラッカー由来のスタンパーでプレスされたものであることは確実なのである。

では、いつ、どんな理由で、リカッティングが行われたんだろう?

Discogsを見ると、時期的には、NEW YORKレーベル時代にすでにA-1/B-2マトが登場している。
47 WEST 63rd NYCレーベル時代にはまだ登場してなさそうだ。

問題は、リカッティングした理由である。

リカッティングが必要なほど、つまり、最初にカッティングしたラッカー由来のスタンパーを使いきってしまうほど売れたんだろうか?
いやぁ、そんなことはないんじゃないかなぁ。

まったく売れなかったのなら、リカッティングもしないだろうから、それなりに売れてはいたんだと思うけど。
実際、Discogsを見ても、オリジナルのLexingtonレーベルから、47 WEST 63rd New York 23レーベルの盤、47 WEST 63rd NYCレーベルの盤、NEW YORKレーベルの盤が確認できる。
継続的に売れていたんである。
とはいえ、スタンパーを使い切るほど売れていたとも思えないのだが・・・

では、ほかにどんな理由が考えられるだろう?

このレコード、10インチでリリースされた"Wizard of Vibes"(Blue Note LP 5011)に収録されていた8曲に4曲を加えて再構成したもので、録音はRVGではない。

ジャケット裏に書いてあるように、BLP 1509のオリジナルからして、RVGのリマスターなのである。


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もしかして、最初のリマスタリングに、RVG自身、何か不満があったんだろうか?
いや、不満があったとしたら、ライオン(Alfred Lion)か?

もし、そうだとすると、オリジナルよりもNEW YORKレーベル以降のレイトの音ほうが、ライオンの望んだ音だということになる。

そうだといいなー(笑)


まぁ、でも、素直に考えれば、品質を考えて、一枚のラッカーから作るスタンパーを制限していたために、スタンパーが足りなくなったってところかなぁ。
そうだとすると、ジミー・スミス(Jimmy Smith)とか、ばんばんラッカー切ってそうだよね。


それにしても、いつか、手書きRVGのオリジナルと聴き比べてみたいのである。
自分でオリジナルを買うつもりはないけどさ(笑)

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はやっ! [山下達郎]

相変わらず忙しくて(たぶん7月上旬まで忙しい)在宅ワークをしていたら、玄関のチャイムが鳴った。

「佐川急便でーす。」

うちの地域、時間指定でもしなければ、この時間に佐川急便て、普通来ないんだけどな。
玄関に出てみると、荷物はHMVから。

ってことは・・・


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はやっ!(笑)


山下達郎さんの新譜『SOFTLY』のアナログが届いたのでありました。

ジャケットは予想通りテクスチャー加工だったが、ルネサンス期の肖像画のキャンパスってこんなだったのかしらん?
絵画に詳しくないので、正解がわからない。

HMV限定特典のポストカードも、雰囲気があって良い。

今日は、午後から職場出勤だから、夜には聴けるかなぁ?

タグ:山下達郎
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Paul McCartney, Press To Playの日本盤 [国内盤研究]

本日6月18日は、ポール(Paul McCartney)の誕生日である。

週末であるにもかかわらず、ボクは、今日も明日も仕事(期限までに仕上げる必要がある在宅ワークなので、夜中まで仕事をしている 涙)なのだが、仕事の合間の休憩中に、誕生日を祝ってポールのレコードを聴くのである。

こういう日は、ふだんあんまり聴かないレコードがいいよね。
ってことで、このレコードを引っ張り出した。


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86年リリースのアルバム"Press To Play"である。
ふだんあんまり聴かないレコードなだけに、日本盤(東芝EMI Odeon EPS-91180)しか持っていない。
日本盤だから『プレス・トゥ・プレイ』とカタカナ表記のほうがいいか(笑)

あんまり聴かないアルバムだが、悪いアルバムではない。
このレコード、ジャケットがとびきり素敵だと思うのだが、Side 2なんか、音的にはいかにも80年代だとはいえジャケットの雰囲気たっぷりのロックン・ロールが、実に気持ち良い。
それに、Side 1のラストにおさめられた"Only Love Remains"は、実にポールらしい美しいメロディが堪能できるなかなかの佳曲だ。

それから、さっき気づいたのだが、この日本盤帯の『ポール・マッカートニー』のフォント、なんだかとってもお洒落じゃない?


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トムとジェリーに出てくる穴あきチーズみたい(笑)


さて、うちの日本盤、PMが6-8なので、発売日前月プレスの初回盤なのだが、マトが1S2 13/3S 2である。
1S/3Sが初回マトなのか?と思ってDiscogsで確認したら、ちゃんと1S/1Sが存在しているではないか。
しかも、登録されているマトは1S2 13/1S 6だ。
なんと、うちの盤とSide 1のスタンパーが同じなんである。

ってことは、最初は1S2 13/1S 6のスタンパーの組み合わせでプレスされてたのが、途中でトラブルがあって1S6のスタンパーが死んじゃったので、代わりに3S 2のスタンパーを持ってきてプレスを続けたってことなんだろうな。
ちぇっ・・・

タグ:Paul McCartney
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