やっぱりあった~柳ジョージ&レイニーウッド『Woman and I』 [国内盤研究]
<Cal De Rさんの関連記事にリンクを貼るのを忘れていたので、追記しました。>(2022年10月13日11:30)
昨日は命日だったので、黙っておとなしく音楽を聴くだけにしたのだが、翌日になったので、柳ジョージ&レイニーウッド『Woman and I』に関する興味深い発見を報告するのである。
何故3枚(2枚組だから正確には6枚)になったのか。
このレコード、1枚目も興味深い発見だった。
当時、WARNERといえば東芝EMIプレスか東洋化成プレスだと思い込んでいたボクにとって、このレコードがCBS/SONYプレスであることは、実に興味深い発見だったのである。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-03-06
しかも、このレコード、ビクター・カッティングだった。
ってことは、もしかしたら、ビクター・プレスってのも存在するかもしれない。
そんなわけで、このレコードを見つけると、一応めくってみていた。
CBS/SONYプレスなら、レーベル形状はこうなっている。
中央の円の直径が24mmと小さい。
ビクター・プレスなら中央の円はもっと大きい。
で、発見したのである。
中央の円の直径は32mmほどある。
これは、明らかにCBS/SONYプレスではない。
送り溝を見てみる。
Side 1のマトは、111※だ。
※の点の数は3つなので、スタンパー・ナンバーは4で、その後に、CBS/SONYでメッキ処理が行われたことを示すような痕跡はない。
反対側にはVの刻印もある。
ビクター・プレスに間違いない。
ってことは・・・
透ける。
アトランティック・レーベルで透けるのは萌えるわ~(笑)
ちなみに、マトは以下の通りだ。
Side 1:111※(点が3つで4)
Side 2:111※※(2個目の※の点が2つで8)
Side 3:111※(点なしで1)
Side 4:112※(点が2つで3)
これは最初期マトに見える。
ってことは、見本盤もビクター・プレスなのか?
気になってヤフオクを見てみたら、タイミングよく出品されてるじゃないか。
で、買ってみたところ、やはり、ビクター・プレスだった。
レーベル形状は、この通り、中央の円の直径が32mmほどある。
Side 1のマトは、112※(点の数が3つで4)だ。
マトは、以下の通りで、通常盤と似たようなもんだった。
Side 1:112※(点が3つで4)
Side 2:112※(点が2つで3)
Side 3:111※(点が4つで5)
Side 4:111※(点が2つで3)
CBS/SONYでメッキ処理が行われたことを示すような痕跡はなく、反対側にはVの刻印があり、間違いなくビクター・プレスである。
もちろん、透ける。
アトランティック・レーベルの見本盤が透けるのは、さらに萌えるわ~(笑)
これだけでも、なかなか興味深い発見だったのだが、さらにもう一つ、興味深い発見があった。
PMがこうなっていたのである。
通常盤も見本盤も同じPMだったが、通常盤のほうがはっきり刻印されていてわかりやすかったので、そちらの写真を載せておこう。
これは、どう見ても、カタカナのツである。
カタカナのツというPMは、何年の何月を示すんだろう?
アルファベットのPMと照合させてみると・・・
ビンゴ!
80年6月ならピッタリだ。
『Woman and I』は、80年7月25日リリースだから、発売日前月プレスということになる。
CBS/SONYプレスのPMは0S7で、80年7月の発売日当月プレスだったから、最初期はビクター・カッティングのビクター・プレスで、その後、スタンパーがCBS/SONYに送られてプレスされたということで、辻褄が合う。
ビクターのPMは、基本形はアルファベットだが、カタカナ・バージョンもあって、このレコードは特殊なケースだったので、カタカナ・バージョンが使われたのだろう。
あるいは、以前、Cal De Rさんが下記記事で推測されていたように、二巡目の場合にも、カタカナ・バージョンを使用していたのかもしれない。
https://ameblo.jp/caldermusic/entry-12693268291.html
このあたりの解明は、今後の課題ということで。
昨日は命日だったので、黙っておとなしく音楽を聴くだけにしたのだが、翌日になったので、柳ジョージ&レイニーウッド『Woman and I』に関する興味深い発見を報告するのである。
何故3枚(2枚組だから正確には6枚)になったのか。
このレコード、1枚目も興味深い発見だった。
当時、WARNERといえば東芝EMIプレスか東洋化成プレスだと思い込んでいたボクにとって、このレコードがCBS/SONYプレスであることは、実に興味深い発見だったのである。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2021-03-06
しかも、このレコード、ビクター・カッティングだった。
ってことは、もしかしたら、ビクター・プレスってのも存在するかもしれない。
そんなわけで、このレコードを見つけると、一応めくってみていた。
CBS/SONYプレスなら、レーベル形状はこうなっている。
中央の円の直径が24mmと小さい。
ビクター・プレスなら中央の円はもっと大きい。
で、発見したのである。
中央の円の直径は32mmほどある。
これは、明らかにCBS/SONYプレスではない。
送り溝を見てみる。
Side 1のマトは、111※だ。
※の点の数は3つなので、スタンパー・ナンバーは4で、その後に、CBS/SONYでメッキ処理が行われたことを示すような痕跡はない。
反対側にはVの刻印もある。
ビクター・プレスに間違いない。
ってことは・・・
透ける。
アトランティック・レーベルで透けるのは萌えるわ~(笑)
ちなみに、マトは以下の通りだ。
Side 1:111※(点が3つで4)
Side 2:111※※(2個目の※の点が2つで8)
Side 3:111※(点なしで1)
Side 4:112※(点が2つで3)
これは最初期マトに見える。
ってことは、見本盤もビクター・プレスなのか?
気になってヤフオクを見てみたら、タイミングよく出品されてるじゃないか。
で、買ってみたところ、やはり、ビクター・プレスだった。
レーベル形状は、この通り、中央の円の直径が32mmほどある。
Side 1のマトは、112※(点の数が3つで4)だ。
マトは、以下の通りで、通常盤と似たようなもんだった。
Side 1:112※(点が3つで4)
Side 2:112※(点が2つで3)
Side 3:111※(点が4つで5)
Side 4:111※(点が2つで3)
CBS/SONYでメッキ処理が行われたことを示すような痕跡はなく、反対側にはVの刻印があり、間違いなくビクター・プレスである。
もちろん、透ける。
アトランティック・レーベルの見本盤が透けるのは、さらに萌えるわ~(笑)
これだけでも、なかなか興味深い発見だったのだが、さらにもう一つ、興味深い発見があった。
PMがこうなっていたのである。
通常盤も見本盤も同じPMだったが、通常盤のほうがはっきり刻印されていてわかりやすかったので、そちらの写真を載せておこう。
これは、どう見ても、カタカナのツである。
カタカナのツというPMは、何年の何月を示すんだろう?
アルファベットのPMと照合させてみると・・・
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
79年 | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L |
ア | イ | ウ | エ | オ | カ | キ | ク | ケ | コ | サ | シ | |
80年 | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X |
ス | セ | ソ | タ | チ | ツ | テ | ト | ナ | ニ | ヌ | ネ |
ビンゴ!
80年6月ならピッタリだ。
『Woman and I』は、80年7月25日リリースだから、発売日前月プレスということになる。
CBS/SONYプレスのPMは0S7で、80年7月の発売日当月プレスだったから、最初期はビクター・カッティングのビクター・プレスで、その後、スタンパーがCBS/SONYに送られてプレスされたということで、辻褄が合う。
ビクターのPMは、基本形はアルファベットだが、カタカナ・バージョンもあって、このレコードは特殊なケースだったので、カタカナ・バージョンが使われたのだろう。
あるいは、以前、Cal De Rさんが下記記事で推測されていたように、二巡目の場合にも、カタカナ・バージョンを使用していたのかもしれない。
https://ameblo.jp/caldermusic/entry-12693268291.html
このあたりの解明は、今後の課題ということで。
タグ:柳ジョージ
2022-10-11 23:53
コメント(2)
このLPは引越しの際に荷物を減らすため捨ててしまったので現物は残っていないのですが、昔2セット所持していた見本盤がレーベル形状もマトも違うもので不思議でした。柳氏はロックミュージシャンにしては珍しく自分のレコードを所持しているタイプの人(苦笑)でしたので確認してみたところメンバーに提供されていたのはビクタープレスの方でした。
by 阪蔵 (2022-10-12 03:03)
阪蔵さん
柳ジョージさんに直接確認されたとは、吃驚です~
どうやらごく初期だけビクター・プレスだったようなので、メンバーに配られたのがビクター・プレスだったというのは、納得です。
小鐵さんにカッティングを依頼することにこだわったのも、やっぱりジョージさんだったんでしょうね。
by 想也 (2022-10-12 22:37)