Gradingのこと [アナログ・コレクターの覚書]
ハードオフ&ブックオフめぐりの収穫をネタにした記事はまだまだあるのだが、オリビア追悼を終えたところで小休止。
今日は、Gradingの話題である。
というのも、今朝、TLに流れてきたpopsike.comのアーカイブ・ツイートの中に、どうにも納得のいかないGradingを見かけたからである。
それはBlue Note 4043のHorace Parlan, "Speakin' My Piece"のUSオリジナルで、47 WEST 63rd NYCレーベルの初回盤だったのだが、ジャケットの左下隅にかなり目立つウォーターダメージがあって、表側が一部欠損しているものだった。
ebayで、434ドルで落札されたという。
ブルーノートのこのあたりのオリジナルは、ここまでボロくても、いまは欲しがる人が多いのね。
まぁ盤のほうはVG+というから、そのせいかとも思ったのだが、ジャケットのGradingがVGとされていたのには目が点になった。
ここまで目立つダメージがあったら、厳しいGradingならFとかPだろう。
どんなに甘くてもGじゃないか。
ジャケットのGradingって、だいたい下記のような感じだよね?
NM 新品同様で極美品。
EXまたはVG+(UKではEX、USではVG+と表現することが多い) それなりに経年劣化はあるが、特にダメージはない。
VG ダメージはあるが、大きなものではない。
G かなり目立つダメージがある。
FまたはP 部分的に欠損しているなど、深刻なダメージがある。
ウォーターダメージで一部欠損というのは、やっぱり、どんなに甘くてもGだろう。
ジャケットのGradingがその甘さだと、盤のVG+というのも、どこまで信用できるのやら。
そんなことを考えていたら、同じようなダメージのレコードを持ってたことを思い出した。
ロリンズ(Sonny Rollins)が、当時のマイルス・バンドのメンバーと組んで録音した名盤、"Tenor Madness"のUSオリジナルである。
入手したのは20年以上前なので、もはや落札価格もセラーのGradingも憶えていないが、確か、ebayで、他のロリンズのオリジナルを落札したときに、格安だったので、ついで買いしたものだと思う。
ジャケットのほうは見ての通りだが、盤のほうは、多少のチリパチはあるものの、音圧が凄くて、ほとんど気にならない。
演奏も凄いが、このNYレーベル初回盤の音も凄い。
このレコード、トライデント・ロゴが右側にある紺レーベルで、手書きRVGありのモノラル盤も持っているが、鮮度感はやはり初回盤にはかなわない。
紺レーベルのほうは、モノラル・カートリッジだとチリパチも皆無の美盤なのだが、それでも、ターンテーブルに載せたくなるのは、NYレーベル初回盤の方である。
今日は、念入りに洗浄して一度聴いた後、もう一度ターンテーブルに載せたのだが、チリパチがさらに気にならなくなっていた。
これは、洗浄(とカートリッジのトレース)で溝が綺麗になったせいなのか、それとも、単に耳が慣れたってだけなのか。
きっと、前者だよね(笑)
今日は、Gradingの話題である。
というのも、今朝、TLに流れてきたpopsike.comのアーカイブ・ツイートの中に、どうにも納得のいかないGradingを見かけたからである。
それはBlue Note 4043のHorace Parlan, "Speakin' My Piece"のUSオリジナルで、47 WEST 63rd NYCレーベルの初回盤だったのだが、ジャケットの左下隅にかなり目立つウォーターダメージがあって、表側が一部欠損しているものだった。
ebayで、434ドルで落札されたという。
ブルーノートのこのあたりのオリジナルは、ここまでボロくても、いまは欲しがる人が多いのね。
まぁ盤のほうはVG+というから、そのせいかとも思ったのだが、ジャケットのGradingがVGとされていたのには目が点になった。
ここまで目立つダメージがあったら、厳しいGradingならFとかPだろう。
どんなに甘くてもGじゃないか。
ジャケットのGradingって、だいたい下記のような感じだよね?
NM 新品同様で極美品。
EXまたはVG+(UKではEX、USではVG+と表現することが多い) それなりに経年劣化はあるが、特にダメージはない。
VG ダメージはあるが、大きなものではない。
G かなり目立つダメージがある。
FまたはP 部分的に欠損しているなど、深刻なダメージがある。
ウォーターダメージで一部欠損というのは、やっぱり、どんなに甘くてもGだろう。
ジャケットのGradingがその甘さだと、盤のVG+というのも、どこまで信用できるのやら。
そんなことを考えていたら、同じようなダメージのレコードを持ってたことを思い出した。
ロリンズ(Sonny Rollins)が、当時のマイルス・バンドのメンバーと組んで録音した名盤、"Tenor Madness"のUSオリジナルである。
入手したのは20年以上前なので、もはや落札価格もセラーのGradingも憶えていないが、確か、ebayで、他のロリンズのオリジナルを落札したときに、格安だったので、ついで買いしたものだと思う。
ジャケットのほうは見ての通りだが、盤のほうは、多少のチリパチはあるものの、音圧が凄くて、ほとんど気にならない。
演奏も凄いが、このNYレーベル初回盤の音も凄い。
このレコード、トライデント・ロゴが右側にある紺レーベルで、手書きRVGありのモノラル盤も持っているが、鮮度感はやはり初回盤にはかなわない。
紺レーベルのほうは、モノラル・カートリッジだとチリパチも皆無の美盤なのだが、それでも、ターンテーブルに載せたくなるのは、NYレーベル初回盤の方である。
今日は、念入りに洗浄して一度聴いた後、もう一度ターンテーブルに載せたのだが、チリパチがさらに気にならなくなっていた。
これは、洗浄(とカートリッジのトレース)で溝が綺麗になったせいなのか、それとも、単に耳が慣れたってだけなのか。
きっと、前者だよね(笑)
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