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Grease OSTのUSオリジナル [Bernie Grundman(BG)の仕事]

まだまだ、オリビア(Olivia Newton-John)追悼は続く。
あっ、でも、ハードオフ&ブックオフめぐりで入手したオリビアのレコードは、これで最後か。

映画『グリース』のオリジナル・サウンドトラックは、なにせ通算3000万枚以上の驚異的なセールスを記録したらしいので、日本盤でよければ当然入手できると思っていたが、ボクは日頃の行ないがヒジョーに良いせいか(笑)、幸運にも、USオリジナル(RSO RS-2-4002)を入手することができた。
ブックオフの格安盤コーナーで税込み110円である。


20220813-1.jpg


このレコード、初めて聴いたのだが、いやぁ、良いねぇ。

『サタデー・ナイト・フィーバー』が大ヒットしたとき、トラボルタに似てるとかってからかわれたのがトラウマになって(自分では似てないと思うのだ)、『サタデー・ナイト・フィーバー』はもちろん、『グリース』も観てないんだよねぇ。
映画も観たくなってきたよ。

このレコードが気に入ったのは、もちろん内容が素晴らしいからなのだが、音もとても良いんである。
いつものように送り溝をのぞきこむと、そこには見慣れた文字が(笑)


20220813-3.jpg


5をひっくり返したような2は、間違いなくバーニー・グランドマン(Bernie Grundman)の筆跡である。
クレジットがないかと探したら、インナースリーブに明記されていた。


20220813-2.jpg


BGさん、このレコードでも、良い仕事をしているのである。


このレコードには、もう一つ、興味深い特徴がある。
ロサンジェルスにあったモナーク工場(Monarch Record Mfg. Co.)でプレスされているのだが、このレーベルなのである。


20220813-5.jpg


下記記事でボクの仮説は明らかにしている。

https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-06-23

モナーク工場でプレスされたレコードについては、1975年から1976年にかけての頃、二段レーベルが登場する。
ただし、その時点で、すべてのレコードが二段レーベルになったわけではなく、1978年頃までは、昔からの一段レーベルでプレスされたものも存在する。

後者の例として、上記記事では、アレサ(Aretha Franklin)の"Almighty Fire"(SD 19161)をあげたのだが、これはボクの所有物ではなく、Discogsの登録データに頼ったものだった。

この"Grease"のOSTで、ようやく、「1978年のモナーク工場プレスで一段レーベルのもの」を、ボクの所有物で示すことができた。

しかも、この盤のメッキ処理番号は、この通りなのである。


20220813-4.jpg


△23320である。
一枚目のメッキ処理番号がこれなら、二枚目は当然、 △23321だ。

そして、上記記事で紹介したアレサの"Almighty Fire"のメッキ処理番号は、△23322だった。
そう、”Grease”のOSTは、"Almighty Fire"の直前にメッキ処理されたものだったのである。

まぁ、それだけのことなんだが、なんだか感慨深いのである(笑)

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