感じ悪いから言わへん~初盤道裏話 [国内盤研究]
レコード・コレクターズ今月号(2022年2月号)の初盤道は、ボクも少しお手伝いさせていただいた「シティ・ポップで初盤道」の後編である。
先月号が発売されたときに書いた記事でお約束した通り、裏話のようなものを紹介することにしよう。
今回のメインは、寺尾聰『リフレクションズ』(EXPRESS/東芝EMI ETP 90058)である。
このレコードについては、以前、ボクも記事にしたことがある。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-11-01
とはいえ、diskunion ROCK in TOKYOの佐藤さんは、ボクよりもさらに深く掘っている。
紙ジャケ探検隊がうちに来たときに、佐藤さんのコレクション9枚と各盤の詳細をまとめた比較表を持参していて、初盤道で書かれた情報もそのとき教えてもらったのだが、レーベルの違いとかインナースリーブの違いとか、ボクはまったく気づいていなかった。
その詳細については初盤道を読んでいただくとして、レーベルの色味の違いについては、初盤道を補充する意味で、写真を掲載しようと思ったのだが、写真に撮ると(カメラの腕のせいもあって 笑)どうも違いがはっきりわからない。
これじゃあんまり意味ないなーと思ってやめた(笑)
佐藤さんのコレクション9枚の聴き比べについては、初盤道では、佐藤さん自身が行った聴き比べの結果しか書かれていないが、その9枚はうちにも持ち込まれたわけで、当然、うちでも聴き比べは行われた。
まぁ、全部を聴き比べたわけではないが、重要なものを聴き比べてみて、確かに佐藤さんの言う通りだねーということになった。
その後、ボクのコレクションからの一枚とも聴き比べてみるという提案をさせてもらった。
実は、2019年11月に前の記事を書いた後、あらたに一枚、初回PM盤を入手していたのである。
ボクの『リフレクションズ』コレクションは4枚になっていた。
すでに音質的に満足していたはずなのに、何故もう一枚買ったのかって?
そりゃ、異様に若いスタンパーの盤だったからである(笑)
この画像ではわかりにくいかもしれないが、Side 1の送り溝には、1S 3と刻印されている。
この盤で、佐藤さんコレクションの最高音質盤に挑もうというわけだ。
で、結果だが、「感じ悪いから言わへん。」(大阪王将ぷるもち水餃子のCMを思い浮かべてね 笑)
そうそう、この記事を書こうと、うちの4枚を引っ張り出して、実はジャケットにも違いがあるんじゃないかと気がついた。
画像だとわかりにくいかもしれないが、タイトル"Reflections"の色が違っているのである。
いずれも特色の銀色で印刷されているのだが、発売前月プレスの二枚は明るめ(手前)で、発売当月プレスと翌月プレスの二枚はグレイに近い(奥)。
光にかざしたときの反射の具合からして、違うインクを使っているんじゃないかと思う。
そうそう、忘れちゃいけない裏話がもう一つ。
今回、KUWATA BAND『NIPPON NO ROCK BAND』(ビクター VIH-28259)の見本盤を、紙ジャケ探検隊がおみやげに持ってきてくれた。
通常盤は持っていたので、見本盤と通常盤がそろった。
このレコードの発売日は1986年7月14日なので、ビクターのPMだと、発売日当月プレスならS、前月プレスならRになる。
通常盤のほうのPMはSで、マトは121※※※(最後は点1つなのでスタンパーは12)/111※※※※(最後は点1つなのでスタンパーは17)だったので、初回盤はやはり前月プレスなのかなーと思っていたのだが、見本盤もPMはSで、マトが111※(点が1つなのでスタンパーは2)/111※(点が1つなのでスタンパーは2)だったので、もしかしたら、初回盤も発売日当月プレスしかないかもしれない。
Side 1がラッカー違い(最後の※の数がスタンパーだとすると、その前の数字がマザーなので、その前はラッカーになるはず)というのがちょっとビックリだったが、ラッカーが同じSide 2も含めて、見本盤は、まさに初期スタンパー(Side 1についてはラッカーも違うが)という感じの鮮度の高い音で鳴る。
やはり、音の良い盤を探すなら、例外には気をつけなきゃいけないとしても、見本盤を探すのが手っ取り早いよなーと思うのである。
先月号が発売されたときに書いた記事でお約束した通り、裏話のようなものを紹介することにしよう。
今回のメインは、寺尾聰『リフレクションズ』(EXPRESS/東芝EMI ETP 90058)である。
このレコードについては、以前、ボクも記事にしたことがある。
https://sawyer2015.blog.ss-blog.jp/2019-11-01
とはいえ、diskunion ROCK in TOKYOの佐藤さんは、ボクよりもさらに深く掘っている。
紙ジャケ探検隊がうちに来たときに、佐藤さんのコレクション9枚と各盤の詳細をまとめた比較表を持参していて、初盤道で書かれた情報もそのとき教えてもらったのだが、レーベルの違いとかインナースリーブの違いとか、ボクはまったく気づいていなかった。
その詳細については初盤道を読んでいただくとして、レーベルの色味の違いについては、初盤道を補充する意味で、写真を掲載しようと思ったのだが、写真に撮ると(カメラの腕のせいもあって 笑)どうも違いがはっきりわからない。
これじゃあんまり意味ないなーと思ってやめた(笑)
佐藤さんのコレクション9枚の聴き比べについては、初盤道では、佐藤さん自身が行った聴き比べの結果しか書かれていないが、その9枚はうちにも持ち込まれたわけで、当然、うちでも聴き比べは行われた。
まぁ、全部を聴き比べたわけではないが、重要なものを聴き比べてみて、確かに佐藤さんの言う通りだねーということになった。
その後、ボクのコレクションからの一枚とも聴き比べてみるという提案をさせてもらった。
実は、2019年11月に前の記事を書いた後、あらたに一枚、初回PM盤を入手していたのである。
ボクの『リフレクションズ』コレクションは4枚になっていた。
すでに音質的に満足していたはずなのに、何故もう一枚買ったのかって?
そりゃ、異様に若いスタンパーの盤だったからである(笑)
この画像ではわかりにくいかもしれないが、Side 1の送り溝には、1S 3と刻印されている。
この盤で、佐藤さんコレクションの最高音質盤に挑もうというわけだ。
で、結果だが、「感じ悪いから言わへん。」(大阪王将ぷるもち水餃子のCMを思い浮かべてね 笑)
そうそう、この記事を書こうと、うちの4枚を引っ張り出して、実はジャケットにも違いがあるんじゃないかと気がついた。
画像だとわかりにくいかもしれないが、タイトル"Reflections"の色が違っているのである。
いずれも特色の銀色で印刷されているのだが、発売前月プレスの二枚は明るめ(手前)で、発売当月プレスと翌月プレスの二枚はグレイに近い(奥)。
光にかざしたときの反射の具合からして、違うインクを使っているんじゃないかと思う。
そうそう、忘れちゃいけない裏話がもう一つ。
今回、KUWATA BAND『NIPPON NO ROCK BAND』(ビクター VIH-28259)の見本盤を、紙ジャケ探検隊がおみやげに持ってきてくれた。
通常盤は持っていたので、見本盤と通常盤がそろった。
このレコードの発売日は1986年7月14日なので、ビクターのPMだと、発売日当月プレスならS、前月プレスならRになる。
通常盤のほうのPMはSで、マトは121※※※(最後は点1つなのでスタンパーは12)/111※※※※(最後は点1つなのでスタンパーは17)だったので、初回盤はやはり前月プレスなのかなーと思っていたのだが、見本盤もPMはSで、マトが111※(点が1つなのでスタンパーは2)/111※(点が1つなのでスタンパーは2)だったので、もしかしたら、初回盤も発売日当月プレスしかないかもしれない。
Side 1がラッカー違い(最後の※の数がスタンパーだとすると、その前の数字がマザーなので、その前はラッカーになるはず)というのがちょっとビックリだったが、ラッカーが同じSide 2も含めて、見本盤は、まさに初期スタンパー(Side 1についてはラッカーも違うが)という感じの鮮度の高い音で鳴る。
やはり、音の良い盤を探すなら、例外には気をつけなきゃいけないとしても、見本盤を探すのが手っ取り早いよなーと思うのである。
タグ:寺尾聰 KUWATA BAND
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