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レイラとエマ [テニス]

レイラと言えば、デレク・アンド・ザ・ドミノス(Derek and the Dominos)"Layla and Other Assorted Love Songs"に収録されたエリック・クラプトンの『いとしのレイラ(Layla)』だし、エマと言えば、ジョン・ウェットン(John Wetton)"Arkangel"に収録された『エマ(Emma)』なのであるが、いま話題のレイラとエマは、レイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez)とエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducane)である。

今年の全米オープンテニス女子シングルス決勝の顔合わせが、19歳と18歳(といっても、フェルナンデス選手は9月6日に19歳になったばかりで、ラドゥカヌ選手は11月13日に19歳になるので、2か月違いの同い年である)のこの二人だと誰が予想しただろう?

フェルナンデス選手で現在の世界ランキングは73位、ラドゥカヌ選手にいたっては150位で、予選から勝ち上がっての本戦決勝進出である(このこと自体が史上初だそうだ)。

フェルナンデス vs サバレンカ戦も、ラドゥカヌ vs サッカリ戦も、どちらも今朝リアルタイムで観戦していたが、フェルナンデス選手もラドゥカヌ選手も実に素晴らしいテニスをしていて、決勝戦の勝敗の行方はまったく読めない。

それにしても、二人の勝ちあがり方は対照的である。

フェルナンデス選手は、3回戦の大坂選手以降、4回戦のケルバー選手、QFのスビトリナ選手、SFのサバレンカ選手と、いずれもTOP10クラスいやTOP5クラスの選手をフルセットで破って勝ちあがってきた。
これはとんでもない快挙である。

他方、ラドゥカヌ選手は、ドローに恵まれていた。
シード選手に当たったのはQFのベンチッチ選手とSFのサッカリ選手のみだ。
ベンチッチ選手もサッカリ選手も良い選手だが、現時点ではTOP20の選手で、まだTOP10クラスとは言い難い。
ただ、ラドゥカヌ選手の場合、予選からすべての試合をストレートで勝っている。
つまり、まだこの大会で1セットも落としていないんである。
スコアを見る限り、ゲーム中に追い込まれるところまでいったことはなかったようなので、予選3試合分多いフィジカル面の疲れは大きいとはいえ、メンタル面の疲れはそれほど残っていないんじゃないかと思う。

一方で、フェルナンデス選手は、フィジカル面でもメンタル面でも、ものすごく疲れが残ってるんじゃないかという気がする。
ただ、メンタル面で言えば、TOP5クラスの選手4人を相手にすべてフルセットで勝ちぬいたことで得た自信というのは、とてつもないだろう。

勝敗の行方はまったく読めないが、明後日の決勝戦が楽しみで仕方ないのである。

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