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Lucky or Unlucky?―原田真二『タイム・トラベル』 [国内盤研究]

7インチを聴くのが楽しいので、ときどきヤフオクで、オフコース12枚セットとかチューリップ21枚セットなんてのを落札している。

で、今回、原田真二7枚セットなんてのを落札した。
『てぃーんずぶるーす』と『タイム・トラベル』は持っているのでダブることになるが、ダブるのは聴き比べができるのでウェルカムである(笑)

しかし、『タイム・トラベル』については、トリプってしまった。


20210408-1.jpg


トリプったと言いながら、PSは二枚しかない。
なぜかというと、一枚はこういう状態だったからである。


20210408-2.jpg


中身違いなだけならともかく、CSがクラウンなんだからおかしいことに気が付くだろー

ハードオフのジャンクでは珍しくないパターンだが、ヤフオクのセット販売でもあるのね・・・
7枚セットで税込み550円だったし、ついで買いで送料はないのと同じだったから、まぁいいか・・・
なーんて思いながら送り溝をチェックしたら、なんとスタンパーが一番若い(笑)
3-B-1/2-B-1である。

もともと持っていた盤のスタンパーは3-G-7/2-F-1だった。
もう一枚、PS付のもののスタンパーは3-D-1/2-B-13である。

このレコード、東洋化成プレスなので、非常に見にくいのだが、レーベル内にPMがある。
苦労してなんとか見つけて解読すると、3-G-7/2-F-1の盤のPMは8T3で、『タイム・トラベル』は1978年4月10日リリースだから、発売日前月プレスである。
3-D-1/2-B-13の盤のほうがスタンパーが若そうだが、こちらのPMは8T34で発売日当月プレスだった。

で、3-B-1/2-B-1の盤のPMは、案の定8T3で、発売日前月プレスだ。
つまり、中身違いで残念だと思っていた盤が、3枚の中では最も初期スタンパー&初期プレスだったわけである。

PMから考えて、ラッカー・ナンバーも3/2が初回プレスでいいだろう。
これは案外ラッキーだったかもしれないぞ・・・

そう思いつつ聴き比べをしてみたら、それは確信にかわった。
まったくラッキーだったと言わざるをえない。
もう、飛びぬけて音がよいのだ。

考えてみれば、3-B-1/2-B-1というのは、メッキ回数(マスターやマザーがメッキ処理を経験した回数のこと。これが多くなればそれだけマスターやマザーのダメージが大きくなると思われる。)で言えば、3-A-1/2-A-1に次いで少ない。
3-A-2/2-A-2と同じである。

まぁ、マスターからマザーを作るのと、マザーからスタンパーを作るのは、同じくメッキ処理といっても違うのかもしれないが・・・
しかし、多少違いがあるとしても、メッキ回数が少ない段階での差はそれだけ小さいだろう。

やはり、3-B-1/2-B-1スタンパーの盤を手に入れられたことはラッキーだったと思うのである。

タグ:原田真二
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