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Cheap Trick at BudokanのUSオリジナル [STERLINGの仕事]

タイムフリーで草野マサムネさんのロック大陸漫遊記@TOKYO FMを聴いた。
今週は、草野さんがもっとも影響を受けたという【70年代チープ・トリックで漫遊記】だ。
ボクも、70年代チープ・トリックならよく知っている。
80年代以降のチープ・トリックはほとんど知らないが。

漫遊前の一曲は、「いろんな人から、これって元ネタ、チープ・トリックだよね?」と言われたという『エスカルゴ』。
仮タイトルも「ザンダー」だったそうで(笑)

で、漫遊した「70年代チープ・トリック」は、以下の通り。

Way Of The World ー Dream Police (1979)
Surrender ー Heaven Tonight (1978)(邦題『天国の罠』)
Clock Strikes Ten(邦題『今夜は帰さない』)― In Color (1977)(邦題『蒼ざめたハイウェイ 』)
I Want You To Want Me (邦題『甘い罠』)― In Color (1977) 
Such a Good Girl ― The Epic Archive Vol.2
He's a Whore ― Cheap Trick (1977)

草野さん、『甘い罠』をかけたあたりで、自分の青春を形作ったと言っても過言ではない人として、「当時のMUSIC LIFE誌編集長、東郷かおる子さん、それから、ソニーの当時の洋楽ディレクター、中野規雄さん」と言ってたけど、後者は野中規雄さんでっせ(笑)

野中さんと言えば、『チープ・トリック at 武道館』をめぐるインタビューは実に興味深い。

[前編]https://www.110107.com/s/oto/diary/detail/3136?ima=4838&cd=rensai
[後編]https://www.110107.com/s/oto/diary/detail/3161?ima=1305&cd=rensai

読んでると猛烈に聴きたくなるよね。

このライブ・アルバムは、日本先行というか、最初は日本限定リリースだったのが、野中さんのインタビューにも出てくるように、海外でも評判になって国内売上と同じくらい輸出され、ついにはアメリカ本国でもリリースされるに至ったということのようだ。

ってことは、このレコードのオリジナルは日本盤ということになる。

が、ボクは、US盤しか持っていない。


20210222-1.jpg
(ジャケットと12頁ブックレット)



20210222-2.jpg
(US初回盤はオレンジ・レーベル)



US盤にも12頁ブックレットが付属しているが、日本盤についていたものと同じである(日本盤のカタログ番号まで入っている)。
日本盤と同じ帯までついていたようだ(ボクのにはついてないけど)。
つまりは、どう考えても、日本盤がオリジナルである(笑)

しかし、日本盤は独自カッティングなのである。
US盤のカッティングはSTERLINGでGreg Calbiによって行われている。


20210222-3.jpg
(STERLING刻印とGreg CalbiのサインであるGC)



そして、ボクは、このUS盤の音が大好きなのだ(マトは両面1Eのサンタマリア・プレス)。

ボリュームをぐーんとあげれば、ビートルズへの熱狂を思わせる女性の激しい歓声とともに、重くて分厚い音が飛び出してくる。
「良い音か?」はよくわからないが、ライブの熱さがリアルに伝わってくる音だ。
音圧にクラクラしながら陶酔するのである(笑)

タグ:Cheap Trick
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