Andre Previn's Trio, Like Previn! [ジャケ買い倶楽部]
手に入れたのは一月ほど前だが、ジャケ買いしたレコードがあるので、紹介しておこう。
アンドレ・プレヴィン(Andre Previn)がレッド・ミッチェル(Red Mitchell)とフランク・キャップ(Frank Capp)とのトリオで1960年に録音した"Like Previn!"のUSオリジナルである。
1960年なので、当然のことながらモノラル盤(Contemporary M3575)も存在するが、写真の通り、これはステレオ盤(Contemporary S7575)だ。
アンドレ・プレヴィンのレコードは、有名なのを数枚持っている程度なので、このレコードのことはまったく知らなかった。
このキュートなジャケットにハートを射抜かれてのジャケ買いである。
もっとも、プレヴィンのピアノなら内容的にはそれほどハズレはないだろうと思ったし、コンテンポラリーのステレオ盤なら音質的に期待できるという判断もあったので、純粋なジャケ買いとはちょっと違うかもしれない。
さらに、コンテンポラリーのステレオ盤に使われている、この黒く光沢のあるレーベルの佇まいが大好きだということもあるので、レーベル買いという側面もある。
まぁ、でも、これもジャケ買いである(笑)
さて、このレコード、内容は予想通りだったが、音質的にはちょっと期待外れのところもあった。
Side 2は素晴らしい音なのだが、Side 1のほうはそれに比べて若干眠いのだ。
送り溝を見ると、H刻印があってRCAのハリウッド工場産で、両面とも末尾はD4である。
工場的にはこれでいいんだと思うのだが、D4というのは怪しい。
Discogsにも両面D4しか出ていないが、これが初回盤のマトとは限らない。
実際、Side 1とSide 2ではマトの字体が違っている。
エンジニアが違うのか、カッティング時期が違うのか、いずれにせよ、最初に同時に切られたラッカーではないことをうかがわせる。
で、Side 1だけ若干眠い音なんである。
どうもレイト・プレスの匂いがする。
そしたら、レイト・プレスであることを示すはっきりとした証拠を発見してしまった(笑)
附属していたCSである。
掲載されているレコードのリリース時期をいちいち調べたわけではない。
左下端にカバーの著作権に関するこんなクレジットがあるのだ。
これはもう1963年プレスに確定である。
初回盤のリリースから3年後のレイト・プレスに間違いない。
まぁ、でも、Side 2は素晴らしい音で鳴るからいいや。
このレコード、Side 2の3曲目に収録された"No Words for Dory"がとにかく絶品なのである。
静かなバラードなのだが、とにかく切なく美しい。
Doryって誰かと思ったら、裏ジャケの解説を見ると、当時の妻ドリー・プレヴィンのことだという。
妻に捧げた曲なのか・・・そりゃ、完璧な曲、完璧な演奏じゃなきゃマズイだろうな。
いや、むしろ、完璧な曲、完璧な演奏ができたから、"No Words for Dory"なんてタイトルをつけたのかもしれないね(笑)
アンドレ・プレヴィン(Andre Previn)がレッド・ミッチェル(Red Mitchell)とフランク・キャップ(Frank Capp)とのトリオで1960年に録音した"Like Previn!"のUSオリジナルである。
1960年なので、当然のことながらモノラル盤(Contemporary M3575)も存在するが、写真の通り、これはステレオ盤(Contemporary S7575)だ。
アンドレ・プレヴィンのレコードは、有名なのを数枚持っている程度なので、このレコードのことはまったく知らなかった。
このキュートなジャケットにハートを射抜かれてのジャケ買いである。
もっとも、プレヴィンのピアノなら内容的にはそれほどハズレはないだろうと思ったし、コンテンポラリーのステレオ盤なら音質的に期待できるという判断もあったので、純粋なジャケ買いとはちょっと違うかもしれない。
さらに、コンテンポラリーのステレオ盤に使われている、この黒く光沢のあるレーベルの佇まいが大好きだということもあるので、レーベル買いという側面もある。
まぁ、でも、これもジャケ買いである(笑)
さて、このレコード、内容は予想通りだったが、音質的にはちょっと期待外れのところもあった。
Side 2は素晴らしい音なのだが、Side 1のほうはそれに比べて若干眠いのだ。
送り溝を見ると、H刻印があってRCAのハリウッド工場産で、両面とも末尾はD4である。
工場的にはこれでいいんだと思うのだが、D4というのは怪しい。
Discogsにも両面D4しか出ていないが、これが初回盤のマトとは限らない。
実際、Side 1とSide 2ではマトの字体が違っている。
エンジニアが違うのか、カッティング時期が違うのか、いずれにせよ、最初に同時に切られたラッカーではないことをうかがわせる。
で、Side 1だけ若干眠い音なんである。
どうもレイト・プレスの匂いがする。
そしたら、レイト・プレスであることを示すはっきりとした証拠を発見してしまった(笑)
附属していたCSである。
掲載されているレコードのリリース時期をいちいち調べたわけではない。
左下端にカバーの著作権に関するこんなクレジットがあるのだ。
これはもう1963年プレスに確定である。
初回盤のリリースから3年後のレイト・プレスに間違いない。
まぁ、でも、Side 2は素晴らしい音で鳴るからいいや。
このレコード、Side 2の3曲目に収録された"No Words for Dory"がとにかく絶品なのである。
静かなバラードなのだが、とにかく切なく美しい。
Doryって誰かと思ったら、裏ジャケの解説を見ると、当時の妻ドリー・プレヴィンのことだという。
妻に捧げた曲なのか・・・そりゃ、完璧な曲、完璧な演奏じゃなきゃマズイだろうな。
いや、むしろ、完璧な曲、完璧な演奏ができたから、"No Words for Dory"なんてタイトルをつけたのかもしれないね(笑)
タグ:André Previn
コメント 0