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帯付き美品の憂鬱~OFF COURSE『JUNKTION/ジャンクション』 [国内盤研究]

ツイッターでEXPRESS/東芝EMIのファースト・プレス判定方法を教えていただいたので、追記しました。(2019年10月27日21:30)

さて、考レコ学クイズ8の解答編である。

二つのレーベル、AとBの違いは、下記画像に示したように、上部リム部分(下部リムにも真ん中に一つあるけど)にある。
Aは★が三つ、Bは●が三つだ。



20191026-04.jpg



20191026-05.jpg


EXPRESS/東芝EMIレーベルのこの上部リム部分、70年代は●で80年代は★になる。
手持ちの盤やネット上の画像で確認してみると、正確には1979年に★にかわったんだと思う。
(それぞれ、●リム(ドットリムと読む)、★リム(スターリムと読む)と呼ぶことにしよう。)

ってことで、1977年9月5日リリースの『JUNKTION/ジャンクション』のファースト・プレスは、●リムのBの方だということになる。

一応Matrixでも確認しておこう。
Aの★リムの方のMatrixは1S2 6/2S2 31、Bの●リムの方のMatrixは1S 28/1S 24だった。
(Bの画像ではRunoutに1Sが確認できるので、そこからBがファースト・プレスと考えた人もいたかもしれないが、Aの方も実は1Sだった 笑)

Matrixの読み方は、Sのすぐ後の数字の意味がよくわからない(たぶん1はなく2から始まるし、マザー番号だとすると一枚のマザーから何十枚もスタンパーをとっていることになるので、マザー番号ではない可能性もあると思う。)が、Sの前がラッカー番号、少し離れて薄い字で打たれているのがスタンパー番号だというのは間違いないのではないかと思う。

そうだとすると、Aのほうはマト1/2で、Bのほうは両面マト1だ。
MatrixからもBがファースト・プレスということで間違いない。

EXPRESS/東芝EMIの場合、さらに確実なファースト・プレス判定法があることを教えてもらったので追記である。
Side1のほうだけだが、メインのMatrixを6時に置いたときに12時方向(概ね12時方向にあるかと思いますが、ずれてることもあります)に、たとえば、7 - 8 というような数字をハイフンで結んだ刻印がある。
これは、年 - 月を意味していて、77年8月という製造年月を表しているというのだ。
つまり、この刻印が発売日の前月を示していたら、それはファースト・プレスだということになる。
では、手持ちの『JUNKTION/ジャンクション』はどうだったか?
残念ながら、7 - 8 ではなく、7 - Y だった。
EXPRESS/東芝EMI盤の送り溝を30枚くらい見てみたが、10以上がなくその代わりXYZがあるので、おそらくX=10、Y=11、Z=12だ。
ということは、7 - Y というのは77年11月なわけで、ファースト・プレスからは3か月遅れである(涙)
かくして、手持ち盤はファースト・プレスからセカンド・プレスへと格下げになったのであった(号泣)
Cal De Rさん、貴重な情報、ありがとうございましたm(_ _)m

さて、問題は、1979年のいつ頃に、●リムから★リムに変わったかである。

1979年10月20日リリースの『Three and Two』(ETP-80107)は、もう変更後で、ファースト・プレスも★リムでいいんだろうか。
とりあえず、手持ちは★リムである。


20191026-06.jpg


しかし、この盤、Matrixは1S4 23/1S 45とかなり微妙だ。
確かに、前作『FAIRWAY』(ETP-80040)はそこそこヒットしたし(オリコン順位8位を記録している)、何より本格的ブレイクのきっかけとなったシングル「愛を止めないで」(ETP-10524)が1979年1月20日にリリースされているので、初回から相当数がプレスされたものと思われる。
それでも上記のMatirxが初回のときのものかというと、これはやはり相当にあやしい(とくに、1S4の4がねぇ・・・)。

ちなみに、この盤の12時は、2 - 7 であった。
82年7月だから、もう全然ダメである。

それでも、ネット上の画像を探しまくっても『Three and Two』で●リム・レーベルは見つからなかったので、レーベル的には★リムがファースト・プレスでいいんだと思う。

状況証拠がもう一つ。
たまたま持っていたダウンタウンブギウギバンドの編集盤『Ballad of D.T.B.W.B.』が、正確な発売日がわからないのだが、レコード番号がETP-80102と『Three and Two』より少し若い。
手持ち盤のMatrixは1S2 9/1S 19でおそらくファースト・プレスだろう。
これが★リムである。

この盤の12時は、9 - 9 だった。
79年9月なら、ドンピシャである。


20191026-08.jpg


これより前だとボクが持っているのは松任谷由実『OLIVE』(ETP-80085)まで遡る。
『OLIVE』のリリースは1979年7月20日だ。当然●リムである。

この盤の12時は、9 - 7 だった。
79年7月ということは、(79年6月もあるかもしれないが)ファースト・プレスでいいだろう。
これで、●リムから★リムへの切り換えは、79年8月か9月というところまで特定された。


20191026-07.jpg


「当然」と書いたが、実は、価格改定後レコード番号が変わっての1981年の再発ETP-90083が★リムだというだけではなく、すでにオリジナルのETP-80085にも★リム盤がある。
ヤフオクの出品画像で地引網調査をしてみると、ETP-80085でも帯付き美品だとかなりの確率で★リム盤があるので注意が必要である。

まぁ、ユーミンの場合、初回から相当数プレスされている。
帯付き美品の●リム盤もゴロゴロしていて販売価格も変わらない。
うっかり★リム盤を買ってしまったという方は、●リム盤を買いなおしておください(笑)
このあたりの日本盤も、比べると、初期プレスとレイトでは相当に音が違うので。

そう、初期プレスとレイトでは、相当に音が違うんである。
(ちなみに、「秋の気配」は、Amazon Music HDに24bit/192kHzのハイレゾがあったので聴いてみたが、うちのシステムで聴く限り、最内周のくせにアナログのほうが良かった。まぁ、最内周はさすがにSPUでは厳しいのでオーディオ・テクニカのAT33MLで聴いたんだけど。)

ボクの場合、オフコースでもリアルタイムで買ったのは『We are』(ETP-90038)以降で、『Three and Two』以前のものはレンタル・レコードでカセットに録音して聴いていたから、レコードを手に入れたのは、アナログ・レコードを集め始めた20年くらい前のことだ(アナログ時代のユーミンなんかは全部このパターンだ)。
当時は日本盤の音の違いなんぞ気にしていなかったので、とにかく帯付き美品を揃えた。
安いしね(笑)

で、ここ最近、初期プレスとレイトとのあまりの音の違いに愕然として、手持ち盤を確認したら、ほぼ撃沈である。
帯付き美品を前に、憂鬱になるのである(笑)

まぁ、美品にこだわらなければ、ハード・オフのジャンク・コーナーに100円で転がってる盤なので、盤が綺麗なのを見つけて耳を満足させ、ジャケや付属物についてはレイトの帯付き美品で目を満足させればいいかと思ってるんだけどね。


最後に、今回レーベルに登場してもらったレコードたちの集合写真です(笑)


20191026-09.jpg

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