Simple Minds, Street Fighting YearsのUSオリジナルとUKオリジナル [Bob Ludwig(RL)の仕事]
このブログには珍しく、ここのところJ-POPのCDの話が続いていたが、今日はこのブログらしく、アナログ盤の話題である。
1989年5月にリリースされたシンプル・マインズ(Simple Minds)のアルバム"Street Fighting Years"だ。
ボクは、とくに彼らのファンというわけではないのだが、このアルバムは大好きで、よく聴いた。
もちろん当時は、日本盤CDで。
ちなみに、この日本盤CD、どちらもウソが書いてある(笑)
帯や裏面にAADとあるのだが、アルバムのブックレットには正しく書いてあるように、これらのCD、DAD(デジタル録音、アナログ・ミックス、デジタル・マスタリング)である。
<アルバム"Street Fighting Years"(Vergin VJD-32202)とマキシ・シングル"Ballad of the Streets"(VirginVJD-15501))
ルー・リード(Lou Reed)がボーカルで参加した"This Is Your Land"もいいが、なんといっても、"Mandela Day"、"Belfast Child"、"Biko"と続くラスト3曲(CDには、この後、コーダみたいに2分ほどのインスト曲"When Spirits Rise"がくっついてるけど、アナログは"Biko"で終わる)が素晴らしい。
このアルバム、ボクは、UKオリジナルとUSオリジナルを持っている。
手前のグリーンが淡いのがUK盤(Virgin MINDS1)で、奥のグリーンが濃いのがUS盤(A&M Records SP 3927)だ。
色味が違うというだけでなく、UK盤は見開きジャケットなのに対して、US盤はシングル・ジャケットである。
UK盤の見開き内部の写真とクレジットは、US盤ではインナースリーブの表裏になっている。
(UK盤のインナースリーブは真っ黒のプレーンなもので、内側にポリがはってある。)
(上がUK盤のジャケットを開いたところで、下がUS盤のインナースリーブ)
UK盤のレーベルはそっけない白。
US盤のレーベルは、当時のA&Mの黒レーベル。
このアルバム、マスタリングはMASTERDISKでボブ・ラディック(Bob Ludwig)が行っている。
(UK盤ではジャケットの見開き内側、US盤ではインナースリーブのクレジット)
UK盤もUS盤も、Runoutには手書きでMASTERDISKと彫られているが、RLというサインはない。
(UK盤のRunout)
(US盤のRunout)
UK盤もUS盤も、MASTERDISKと彫ってあるのはA面のみだが、手持ちのUS盤のMatrix末尾は両面SH1だし、DMMでメタルに手書きするのは面倒だったらしいので、この当時は、もはやMASTERDISKの手書きでさえ片面にしか掘っていなかったんじゃないかと思う。
(両面ともラディックがカットしていながら刻印は片面のみRLってのは以前からあったが、両面ともMASTERDISKでカットしていながら片面のみMASTERDISKというのは以前にはなかった。)
さて、UK盤もUS盤もMASTERDISKカッティングなら、音はあんまり変わらないんじゃないかと思いきや、これがけっこう違う。
US盤は、グイグイと前に出てくるキレッキレな音で、いかにもラディックらしいが、UK盤のほうはそうでもない。
もしかして、US盤のほうはアナログ・カッティングまでラディックがやったものの、UK盤のほうのアナログ・カッティングは弟子に任せちゃったんだったりして(笑)
Discogsを見ると、UK盤のMatrix末尾にはいろいろあるようなのだが、ボクの持っている2U/3U以外はRunoutにMASTERDISKという手書き文字がないらしいので、1Uという若い数字のものもあるのだが、それが先かというとどうも怪しい気がする。
ってことで、このアルバムについては、US盤のほうが良さそうだ。
ただ、"Belfast Child"、"Mandela Day"、"Biko"の3曲を聴くなら、UK盤12インチ"Ballad Of The Streets"(Virgin SMXT 3)という手もある。
こちらは、MASTERDISKではなく、TOWNHOUSEなので英カッティングである。
12インチらしい音圧で、なかなか素晴らしい。
おっと、忘れていた。
この時期のA&Mなので、US盤は・・・
透けます(笑)
1989年5月にリリースされたシンプル・マインズ(Simple Minds)のアルバム"Street Fighting Years"だ。
ボクは、とくに彼らのファンというわけではないのだが、このアルバムは大好きで、よく聴いた。
もちろん当時は、日本盤CDで。
ちなみに、この日本盤CD、どちらもウソが書いてある(笑)
帯や裏面にAADとあるのだが、アルバムのブックレットには正しく書いてあるように、これらのCD、DAD(デジタル録音、アナログ・ミックス、デジタル・マスタリング)である。
<アルバム"Street Fighting Years"(Vergin VJD-32202)とマキシ・シングル"Ballad of the Streets"(VirginVJD-15501))
ルー・リード(Lou Reed)がボーカルで参加した"This Is Your Land"もいいが、なんといっても、"Mandela Day"、"Belfast Child"、"Biko"と続くラスト3曲(CDには、この後、コーダみたいに2分ほどのインスト曲"When Spirits Rise"がくっついてるけど、アナログは"Biko"で終わる)が素晴らしい。
このアルバム、ボクは、UKオリジナルとUSオリジナルを持っている。
手前のグリーンが淡いのがUK盤(Virgin MINDS1)で、奥のグリーンが濃いのがUS盤(A&M Records SP 3927)だ。
色味が違うというだけでなく、UK盤は見開きジャケットなのに対して、US盤はシングル・ジャケットである。
UK盤の見開き内部の写真とクレジットは、US盤ではインナースリーブの表裏になっている。
(UK盤のインナースリーブは真っ黒のプレーンなもので、内側にポリがはってある。)
(上がUK盤のジャケットを開いたところで、下がUS盤のインナースリーブ)
UK盤のレーベルはそっけない白。
US盤のレーベルは、当時のA&Mの黒レーベル。
このアルバム、マスタリングはMASTERDISKでボブ・ラディック(Bob Ludwig)が行っている。
(UK盤ではジャケットの見開き内側、US盤ではインナースリーブのクレジット)
UK盤もUS盤も、Runoutには手書きでMASTERDISKと彫られているが、RLというサインはない。
(UK盤のRunout)
(US盤のRunout)
UK盤もUS盤も、MASTERDISKと彫ってあるのはA面のみだが、手持ちのUS盤のMatrix末尾は両面SH1だし、DMMでメタルに手書きするのは面倒だったらしいので、この当時は、もはやMASTERDISKの手書きでさえ片面にしか掘っていなかったんじゃないかと思う。
(両面ともラディックがカットしていながら刻印は片面のみRLってのは以前からあったが、両面ともMASTERDISKでカットしていながら片面のみMASTERDISKというのは以前にはなかった。)
さて、UK盤もUS盤もMASTERDISKカッティングなら、音はあんまり変わらないんじゃないかと思いきや、これがけっこう違う。
US盤は、グイグイと前に出てくるキレッキレな音で、いかにもラディックらしいが、UK盤のほうはそうでもない。
もしかして、US盤のほうはアナログ・カッティングまでラディックがやったものの、UK盤のほうのアナログ・カッティングは弟子に任せちゃったんだったりして(笑)
Discogsを見ると、UK盤のMatrix末尾にはいろいろあるようなのだが、ボクの持っている2U/3U以外はRunoutにMASTERDISKという手書き文字がないらしいので、1Uという若い数字のものもあるのだが、それが先かというとどうも怪しい気がする。
ってことで、このアルバムについては、US盤のほうが良さそうだ。
ただ、"Belfast Child"、"Mandela Day"、"Biko"の3曲を聴くなら、UK盤12インチ"Ballad Of The Streets"(Virgin SMXT 3)という手もある。
こちらは、MASTERDISKではなく、TOWNHOUSEなので英カッティングである。
12インチらしい音圧で、なかなか素晴らしい。
おっと、忘れていた。
この時期のA&Mなので、US盤は・・・
透けます(笑)
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