Anni-Frid Lyngstad, Frida Ensamのスウェーデン・オリジナル [アナログ・コレクターの覚書]
<このアルバムのことを教えてくださったAKI★さんから、新たな情報をいただいたので、追記しました。 2019年2月17日21:20>
アンニ=フリッド・リングスタッド(Anni-Frid Lyngstad)と言ってもピンとこない人が多いかもしれない。
でも、ABBAのメンバーだと言えば、わからない人はほとんどいないだろう。
“Frida Ensam”(Polar POLS 265)は、1975年10月にリリースされたアンニ=フリッド・リングスタッドのセカンド・ソロ・アルバムである。
すぐにABBAでとりあげられることになった”Fernando”以外はカバーだが(A3の”Som En Sparv”は調べてもよくわからなかったが、同じPolarから少し若いカタログ番号でリリースされているWasaというバンドのアルバム(”Wasa” POLS 261)に収録されているので、たぶんそっちがオリジナルなんじゃないかと思う)、全曲スウェーデン語で歌われており(”Fernando”も当然スウェーデン語バージョン)、そのせいかABBAよりも北欧色が色濃い。
って、知ったかぶりして書いているが、つい先日まで、ボクもまったく知らなかった(笑)
10日ほど前、ツイッターで、このアルバムに収録されているデヴィッド・ボウイ(David Bowie)”Life on Mars”のカバーは絶品だというツイートを読んで、いてもたってもいられなくなり、すぐにDiscogsで探して発注したのだった。
つまり、ボクだって、このアルバムの存在を知ったのは、つい10日ほど前なのである。
このレコード、昨日スウェーデンから届いたのだが、もう5回くらいは繰り返して聴いている。
ジャケットのアートワークも含めて、すこぶる気に入ってしまったのである。
<北欧の翳りが漂うジャケットも秀逸。それだけに、テープ痕が悲しい・・・>
ついでに北欧らしいレーベル・デザインも。
確かに”Life on Mars”は絶品だが、10ccの” Wall Street Shuffle”やザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の” Wouldn't It Be Nice”、ジュディ・コリンズ(Judy Collins)のバージョンが有名な” Send in the Clowns”だって負けていない。
とてもうまく料理されていると思う。
それに加えて、オリジナルは知らないのだがイタリア・ポップスのカバー2曲” Vado Via”と” Anima Mia”が実に良い。
イタリアの哀愁に北欧の翳りが加わった感じ(どんな感じだよ? 笑)が、なんともボクのツボだったのである。
ここまで気に入ってしまうと、俄然気になるのは、ボクが手に入れたものがファースト・プレスかどうかということだ。
今回手に入れたレコード、音質は十分に良い。満足のいくものである。
「だったらそれでいいじゃないか」と言われれば確かにそうなのだが、それでも気になってしまうのがアナログ・コレクターの悲しい性(さが)なのである(笑)
手元のレコードのRunoutは、POLS 265 A4/POLS 265 B3が機械刻印されたもので、ほかにはマザー情報やスタンパー情報を示す数字やアルファベットはまったくない。
Discogsで確認すると、このレコードのMatrixには次のバリエーションがあるようだ。
POLS 265 A2(手書き)/POLS 265 B3(機械刻印)
POLS 265 A3/POLS 265 B4(両面機械刻印)
POLS 265 A4/POLS 265 B3(両面機械刻印)
POLS 265 A8/POLS 265 B8(両面手書き)
POLS 265 A8(手書き)/POLS 265 B8(機械刻印)
(DiscogsにもB8機械刻印というのは出ていたのだが、何かの間違いかと思って無視していたら、AKI★さん所有のものがまさにそれで、存在が確認できたので、追記しておく。しかし、B8に手書きと機械刻印が両方あるというのも解せないので、手書きのほうがもしかしたら間違いかもしれない。)
うーん、うちのA4/B3は実に微妙である(笑)
少なくとも一番若いMatrixではないが、手書きのA8/B8以外は、初回プレスだった可能性もあるような気がする。
A2の手書きっていうのがかなり気になるが・・・
Matrixでは、ここまでしかわからないので、別の角度から検討してみる。
幸い、ボクが今回入手したものには、CSが付属していた。
CSに掲載されているアルバムを眺めてみる。
スウェーデンのミュージシャンなんて全然知らないので、どんなアルバムなのかはまったくわからないのだが、とりあえずカタログ番号はPOLS 264までしか載っていない。
ABBAのアルバムは載っているので、おそらくこの次のバージョンのCSでは、ABBAのアルバムの隣に“Frida Ensam”も載せられたんじゃないだろうか。
つまり、このCSは、まだ“Frida Ensam”が掲載される前のもので、初回プレスに付属していたものなんじゃないだろうか。
ってことで、今回入手したレコードは、ファースト・プレス(暫定)と判定してしまうのである(笑)
AKI★さんから、“Frida Ensam”も掲載されたCS(マトA8/B8の盤が入っていたもの)の画像をご提供いただいたので、掲載しておく。
予想通り、ABBAの隣(正確には、上の段だけど )に掲載されている。
アンニ=フリッド・リングスタッド(Anni-Frid Lyngstad)と言ってもピンとこない人が多いかもしれない。
でも、ABBAのメンバーだと言えば、わからない人はほとんどいないだろう。
“Frida Ensam”(Polar POLS 265)は、1975年10月にリリースされたアンニ=フリッド・リングスタッドのセカンド・ソロ・アルバムである。
すぐにABBAでとりあげられることになった”Fernando”以外はカバーだが(A3の”Som En Sparv”は調べてもよくわからなかったが、同じPolarから少し若いカタログ番号でリリースされているWasaというバンドのアルバム(”Wasa” POLS 261)に収録されているので、たぶんそっちがオリジナルなんじゃないかと思う)、全曲スウェーデン語で歌われており(”Fernando”も当然スウェーデン語バージョン)、そのせいかABBAよりも北欧色が色濃い。
って、知ったかぶりして書いているが、つい先日まで、ボクもまったく知らなかった(笑)
10日ほど前、ツイッターで、このアルバムに収録されているデヴィッド・ボウイ(David Bowie)”Life on Mars”のカバーは絶品だというツイートを読んで、いてもたってもいられなくなり、すぐにDiscogsで探して発注したのだった。
つまり、ボクだって、このアルバムの存在を知ったのは、つい10日ほど前なのである。
このレコード、昨日スウェーデンから届いたのだが、もう5回くらいは繰り返して聴いている。
ジャケットのアートワークも含めて、すこぶる気に入ってしまったのである。
<北欧の翳りが漂うジャケットも秀逸。それだけに、テープ痕が悲しい・・・>
ついでに北欧らしいレーベル・デザインも。
確かに”Life on Mars”は絶品だが、10ccの” Wall Street Shuffle”やザ・ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の” Wouldn't It Be Nice”、ジュディ・コリンズ(Judy Collins)のバージョンが有名な” Send in the Clowns”だって負けていない。
とてもうまく料理されていると思う。
それに加えて、オリジナルは知らないのだがイタリア・ポップスのカバー2曲” Vado Via”と” Anima Mia”が実に良い。
イタリアの哀愁に北欧の翳りが加わった感じ(どんな感じだよ? 笑)が、なんともボクのツボだったのである。
ここまで気に入ってしまうと、俄然気になるのは、ボクが手に入れたものがファースト・プレスかどうかということだ。
今回手に入れたレコード、音質は十分に良い。満足のいくものである。
「だったらそれでいいじゃないか」と言われれば確かにそうなのだが、それでも気になってしまうのがアナログ・コレクターの悲しい性(さが)なのである(笑)
手元のレコードのRunoutは、POLS 265 A4/POLS 265 B3が機械刻印されたもので、ほかにはマザー情報やスタンパー情報を示す数字やアルファベットはまったくない。
Discogsで確認すると、このレコードのMatrixには次のバリエーションがあるようだ。
POLS 265 A2(手書き)/POLS 265 B3(機械刻印)
POLS 265 A3/POLS 265 B4(両面機械刻印)
POLS 265 A4/POLS 265 B3(両面機械刻印)
POLS 265 A8/POLS 265 B8(両面手書き)
POLS 265 A8(手書き)/POLS 265 B8(機械刻印)
(DiscogsにもB8機械刻印というのは出ていたのだが、何かの間違いかと思って無視していたら、AKI★さん所有のものがまさにそれで、存在が確認できたので、追記しておく。しかし、B8に手書きと機械刻印が両方あるというのも解せないので、手書きのほうがもしかしたら間違いかもしれない。)
うーん、うちのA4/B3は実に微妙である(笑)
少なくとも一番若いMatrixではないが、手書きのA8/B8以外は、初回プレスだった可能性もあるような気がする。
A2の手書きっていうのがかなり気になるが・・・
Matrixでは、ここまでしかわからないので、別の角度から検討してみる。
幸い、ボクが今回入手したものには、CSが付属していた。
CSに掲載されているアルバムを眺めてみる。
スウェーデンのミュージシャンなんて全然知らないので、どんなアルバムなのかはまったくわからないのだが、とりあえずカタログ番号はPOLS 264までしか載っていない。
ABBAのアルバムは載っているので、おそらくこの次のバージョンのCSでは、ABBAのアルバムの隣に“Frida Ensam”も載せられたんじゃないだろうか。
つまり、このCSは、まだ“Frida Ensam”が掲載される前のもので、初回プレスに付属していたものなんじゃないだろうか。
ってことで、今回入手したレコードは、ファースト・プレス(暫定)と判定してしまうのである(笑)
AKI★さんから、“Frida Ensam”も掲載されたCS(マトA8/B8の盤が入っていたもの)の画像をご提供いただいたので、掲載しておく。
予想通り、ABBAの隣(正確には、上の段だけど )に掲載されている。
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