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Bruce Springsteen, Born in the U.S.A.のUSオリジナル [Bob Ludwig(RL)の仕事]

今日9月23日はボス(Bruce Springsteen)の誕生日である。
ってことで、なんとなくこのレコードを選んで聴いている。


20170923-1.jpg


手前は見ての通り帯付き日本盤だが、奥の3枚はすべてUS盤である。
US盤が3枚あるが、別に掘ったわけではない(笑)

一番最初に買ったのは日本盤(CBS/Sony 28AP 2850)だった。
シュリンクがそのまま残っているので、今もなお、ジャケや盤だけでなく帯まで美品のニアミントである。

20170923-2.jpg


US盤のインナースリーブの表裏を表側、両面印刷歌詞カードの表裏を裏側に印刷した見開きインサートと、解説を表側、歌詞の対訳を裏側に印刷した見開きインサートという、二種類のインサートが付いている。
帯もさることながらインサートの違いもあるので、なんとなく持っていたい日本盤である。

これが輸入メタル原盤使用とかだったら、もう日本盤だけ持ってればいいやってことになるのだが、あいにくこのレコードは日本独自カッティングで、いかにも日本盤らしい、優等生的な、おもしろくない音だ。

ってことで、確かヤフオクで何かのついでに、テキトーに1枚目のUS盤(Columbia QC 38653)を買ってみた。

この1枚目のレコードときたら、まったく確認もせずにテキトーに買ったものだから、インナースリーブも歌詞インサートも付属していないうえに、思いっきり聴きこまれた盤は、すっかりボロボロである。
これじゃ数百円でも高いぞ。

仕方がないので2枚目である。
数百円のレコなので、やっぱりヤフオクで何かのついでだったと思うが、今度は、インナースリーブや歌詞インサートが付属しているのをしっかり確認して購入した。
盤の状態もとても良かった。

めでたしめでたし。
のはずだったのだが、あるときボクは気づいてしまった。

手持ちのUS盤2枚は同じMatrixで、次のようなものだ。

P PAL-38653- 3BB MASTERDISK RL
(H-MP) P PBL 38653 G2N G1

末尾3BBとかラッカー切りまくってるレコードで、たまたま買った2枚がまったく同じMartixってのもおそろしい偶然だと思うが、そんなことよりボクが目を奪われたのはMASTERDISK RLの刻印である。
そう、Bob Ludwigのカッティングなのだ。

MASTERDISK刻印はSide 1にしかないし、Side 2はそもそもMatrix末尾の付け方が違っているから、明らかにレイトプレスで、ラッカーを切りなおしたものだと思う。
ってことは、このレコード、オリジナルは両面MASTERDISK刻印有りのはずである。

だいたい、手持ちのUS盤の音は、いまいちシャキッとしてなかったもんなぁ。
そんなわけで、3枚目を買う羽目になったわけである。


20170923-3.jpg


まぁ、見た目は2枚目と同じだ。
US盤は、表にボス、裏にThe E Street Bandのメンバー個別写真と集合写真をあしらったインナースリーブに、一回り小さい両面モノクロ印刷の歌詞インサート付きである。

ボクが手に入れた両面RL盤のMatrixは次の通りだ。

P AL-38653 - 3AF MASTERDISK RL
P BL-38653 - 2AM MASTERDISK RL

見事に2桁末尾である(涙)
(しかも、コロンビアのMatrix末尾にはMは使わないはずなんだが・・・Ludwigが間違えた? 笑)

とはいえ、ピットマン工場産ぽいし、音自体はLudwigカットを十分に堪能できるものなので、とりあえず満足してはいたのだが・・・

Matrix末尾1桁の盤が手に入れられたらそれに越したことはない。

3A/2Aなんてのが初回盤として存在するんだろうかとDiscogsを見てみると、ホワイト・レーベルのプロモ盤は掲載されておらず、プロモ・スタンプのあるジャケに入った通常盤のMatrx末尾が一番若くて3A/2Eだった。

ほかに、3A/2Hとか3F/2Aというのもあったが、いずれもキャロルトン工場プレスだ。
ってことは、このレコードの場合はキャロルトン工場産がオリジナル?

考えてみたら、最初に入手した2枚も、Side 1にG1がないのでもともとピットマン工場にあったスタンパーで、Side 2はG1にくわえてPがあるので、キャロルトン工場にあったスタンパーがピットマン工場にまわされたものだと推測される。
つまり、プレスはピットマン工場でされたものだが、Side 2のスタンパーはキャロルトンからまわされたものを使ったものだということだ。

これまた、オリジナル(というか東のメイン工場)はキャロルトンだってことを示してるじゃん!

Discogs掲載の情報が間違っていないとすれば、このレコードの初盤は、キャロルトン工場産のMatrix末尾3A/2Aで(この組み合わせ自体は確認できていないが、Side 1の3AスタンパーとSide 2の2Aスタンパーの存在は確認されているので、これも存在しうるかなと)で、両面MASTERDISK RL刻印のあるものということになる(Discogsの記載だと、Side 2の2AはMASTERDISK RL刻印であるものの、2Eや2HにはMASTERDISK刻印はあるがRLはないように読めるんだがどうだろう?)。

しかし、なんといっても全米で1500万枚も売れたレコードである。
Matrix末尾3A/2Aの盤には、一生めぐり会えない気がする。
でも、せめて、キャロルトン工場プレスのMatrix末尾1桁盤はいつか手に入れたいなぁ。

そんな結論に到達した、ボスの誕生日なのである。

コメント(2) 
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コメント 2

雷鳴の道

ボスの誕生日よくご存じですね (笑)。以前に ES (Electrosound Group Midwest, Inc.) プレスに関連してお邪魔しましたが,再びコメントを。ご推察の通り,Carrollton プレスでマトリクスの末尾が 3A/2A の盤は存在します。私が所有するもの(といっても 米国盤は 4 枚)のなかでは最も若い番号で,もちろん両面に MASTERDISK のスタンプや Robert Ludwig (RL) の手書き刻印もあります。このアルバムがリリースされるまでに Santa Maria や Terre Haute のプレス工場はすでに閉鎖されており,残る古株の Pitman に比ベて1981年後半に始業の Carrollton 工場は設備もかなり新しかったはずです。したがって,少なくともコロンビアの東海岸向けプレスには,私もこちらの工場が主要な役割を担っていたのではないかと思います。ちなみに,33年前 (!) のリリース当初に輸入盤屋で予約購入したディスクを未だに持っていますが (値札を見ると 2,000 円),こちらも Carrollton プレス,末尾の番号は 3L/2B で両面とも MASTERDISK のスタンプがあります。しかし,なぜか Side A には RL の刻印が見当たりません (Ludwig が刻印を入れ忘れた?)。この2枚はシュリンクラップの上に大きめの白の宣伝ステッカーが貼られていることからも初期のプレスといえます。
by 雷鳴の道 (2017-09-24 17:49) 

想也

雷鳴の道さん

コメント、ありがとうございます(^^)
著名なアーティストの誕生日はツイッターが当日教えてくれますので(笑)

いろいろ貴重な情報をありがとうございます。
3A/2Aをお持ちとは羨ましいです!
私もそのうち、せめて1桁マトの盤は手に入れたいと思います。

by 想也 (2017-09-24 23:16) 

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