Eric Clapton, No Reason to CryのUSオリジナル [Bernie Grundman(BG)の仕事]
リリース記念日からは2週間ほど経ってしまったが、今日は少し夏が戻ってきた感があるので、エリック・クラプトン(Eric Clapton)の"No Reason to Cry"を聴いている(このレコードのリリースは1976年8月27日)。
オリジナルのリリース時期のせいか、あるいは、ラストにおさめられてる"Black Summer Rain"のせいか、このレコード、夏の終わりには必ず聴きたくなるんだよな。
で、どのレコードで聴くかと言えば、USオリジナル(RSO RS-1-3004)である。
ほとんど黒に近い濃紺ジャケの日本盤(RSO MWF 1013)に慣れ親しんでいたので、最初はUS盤のジャケの色には違和感があったが、慣れればこっちのほうが断然良い。
ピックがエンボス加工されているのも洒落ている。
いろんなフォントを使って収録曲名で構成されたこの裏ジャケット(写真奥)も実にアメリカンで素敵だ。
スタジオでの和気藹々とした雰囲気を伝えるインナースリーブが、US盤にありがちなペラペラの薄紙製ではなく、厚手の紙で作られているのも良い。
レーベルは、まぁ、見慣れたRSOレーベルだが(笑)
さて、このレコード、カリフォルニアのマリブにあるザ・バンド(The Band)所有のシャングリ・ラ・スタジオで録音されたというのは有名な話であちこちに書いていあるが(ジャケットの写真にもでっかく"Shangri-la"って写ってるよね)、マスタリングがBernie Grundmanであることには案外触れられていない。
デザインの違うUK盤(RSO 2479 179)のインナースリーブや日本盤のインサートにも"Mastered by Bernie Grundman"と明記されている(もっとも、UK盤のカッティングはMelvyn AbrahamsでGrundmanではなく、日本盤のカッティングが誰かは不明だが少なくともGrundmanではない)。
つまり、このレコードはUS盤がオリジナルである。
で、うちの盤のMatrixは次のようになっている。
製造工場はコロンビアのサンタマリア工場(西海岸)だ。
RS-1-3004 AS-CS -1A - 1C
RS-1-3004 BS-CS - 1A
おそらくこれが初盤で間違いないんじゃなかろうか。
筆跡鑑定の結果も、Grundmanのカッティングを証明してるしね。
「る」に見える「3」はGrundmanの筆跡に間違いない。
実際、「鮮度の高いマスターテープを腕の良いエンジニアがマスタリング&カッティングすればこういう音が出てくる」というお手本のような音である。
中古レコード屋さんに安い値段でゴロゴロ転がってるレコードだと思うので、まだ持ってないという方はお試しあれ。
オリジナルのリリース時期のせいか、あるいは、ラストにおさめられてる"Black Summer Rain"のせいか、このレコード、夏の終わりには必ず聴きたくなるんだよな。
で、どのレコードで聴くかと言えば、USオリジナル(RSO RS-1-3004)である。
ほとんど黒に近い濃紺ジャケの日本盤(RSO MWF 1013)に慣れ親しんでいたので、最初はUS盤のジャケの色には違和感があったが、慣れればこっちのほうが断然良い。
ピックがエンボス加工されているのも洒落ている。
いろんなフォントを使って収録曲名で構成されたこの裏ジャケット(写真奥)も実にアメリカンで素敵だ。
スタジオでの和気藹々とした雰囲気を伝えるインナースリーブが、US盤にありがちなペラペラの薄紙製ではなく、厚手の紙で作られているのも良い。
レーベルは、まぁ、見慣れたRSOレーベルだが(笑)
さて、このレコード、カリフォルニアのマリブにあるザ・バンド(The Band)所有のシャングリ・ラ・スタジオで録音されたというのは有名な話であちこちに書いていあるが(ジャケットの写真にもでっかく"Shangri-la"って写ってるよね)、マスタリングがBernie Grundmanであることには案外触れられていない。
デザインの違うUK盤(RSO 2479 179)のインナースリーブや日本盤のインサートにも"Mastered by Bernie Grundman"と明記されている(もっとも、UK盤のカッティングはMelvyn AbrahamsでGrundmanではなく、日本盤のカッティングが誰かは不明だが少なくともGrundmanではない)。
つまり、このレコードはUS盤がオリジナルである。
で、うちの盤のMatrixは次のようになっている。
製造工場はコロンビアのサンタマリア工場(西海岸)だ。
RS-1-3004 AS-CS -
RS-1-3004 BS-CS - 1A
おそらくこれが初盤で間違いないんじゃなかろうか。
筆跡鑑定の結果も、Grundmanのカッティングを証明してるしね。
「る」に見える「3」はGrundmanの筆跡に間違いない。
実際、「鮮度の高いマスターテープを腕の良いエンジニアがマスタリング&カッティングすればこういう音が出てくる」というお手本のような音である。
中古レコード屋さんに安い値段でゴロゴロ転がってるレコードだと思うので、まだ持ってないという方はお試しあれ。
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