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Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandのあれこれ [アナログ・コレクターの覚書]

昨日は、調査が続いているポリス(The Police)"Synchronicity"のUSオリジナル金銀銅ジャケ盤などをもって友人が遊びにきてくれて、すこぶる楽しく実に濃い時間を過ごした。

とはいえ、"Synchronicity"の話は、到着待ちのレコードもあることだし、まだちょっと途中経過も報告できる段階ではない。
ってことで、またもやビートルズ(The Beatles)の"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"の話である。

昨日も、当然のことながら、50周年記念盤がらみで"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"も話の種になったのだが、そんななかで、ちょっと愕然とする事実を発見してしまったのだ。

でも、その愕然とする事実の話の前に、まずは前の記事でもとりあげた"A Day in the Life"の後のSgt.Pepper Inner Grooveの話をしよう。

前の記事でボクは、「Sgt.Pepper Inner Grooveの最初のとこが15kHzのモスキート・ノイズになってたんだけど、これっていつから?」という疑問を投げかけたのだが、これについてはツイッター上で、音声データのコンピュータ解析結果とともに答えを教えてもらった。

どうやら1987年の初CD化のときから15kHzのノイズは入っており、これは2009年リマスター(ステレオ・モノともに)でも変わらないのだが、今回のステレオ・リミックスではそのレベルが異様に高くなっているというのだ。

こんなもの今までと同じでいいはずだから、異様にレベルを高くしてしまったのは、もしかしたら意図的なものではなくミスだったのかもしれない。

ちなみに、これはハイレゾ音源(5.1のDTSやDolbyでも同じ。というか、うちだとサラウンド環境のほうが強烈に感じるσ^_^;)やステレオ・リミックスCDの話で、モノ・ミックスのCDでは従来通りだし、アナログにいたっては、ボクにはまったく聴こえない(Sgt.Pepper Inner Groove自体はもちろんあるので、しばらくの無音状態のあと、いきなり意味不明のおしゃべりの無限ループが始まる)。

って、そうそう、アナログはすぐに届いたのである。


20170604-1.jpg


これが、うちのシステムでは、ハイレゾのステレオより良く鳴るんだからおもしろい。
うちの場合は、もうアナログばっかり聴いてるもんだから、どんどんアナログを良く鳴らすシステムに成長していってるのかもしれない。
ってことで、どこでもそうだとは保証しない(笑)


さて、今回のスーパー・デラックス・エディションで収穫だったのが、CD4のモノラル・ミックスで、これがけっこう良い音なのである。
とはいえ、やっぱり一番の好みはUKオリジナル・モノの音なわけで、CD4を聴いてるとUKオリジナル・モノが聴きたくなってくる。


ってことで、CD4からのUKオリジナル・モノという聴き方を二晩続けてしてしまった(笑)


20170604-7.jpg


日常的に聴いている盤は、MatrixがXEX 637-1/XEX 638-1であるのは当然として、Side1のマザーが2でスタンパーがPDである。


20170604-2.jpg


一方、Side2のマザーは1でスタンパーはPだ。

20170604-3.jpg


Side2は1桁スタンパーである。
ビートルズで1桁スタンパーなんて、凄いぞ(笑)

それにしても、PD=60番目のスタンパー、P=6番目のスタンパーだから、離れすぎである。
普通こんなに離れないもんなんだけど、不思議だ。

そんな話を昨日友人としていて、そこから、もう一枚持っているUKオリジナル・モノは3桁スタンパーだって話になった。

これが、もう15年くらい前に、その友人から「"Patents pending"ってクレジットが入っているジャケットが先らしいよ」って話を聴いて、がんばって探して買った盤なんである。


20170604-4.jpg


まぁ、状態いまいちなんで高くはなかったんだけどさ。

ビートルズみたいに初回で大量にプレスされている場合、「ジャケが先だからといっても盤も先とは限らない」というのはいまや周知の事実であるが、当時は、「"Patents pending"ジャケなら当然両面1桁スタンパーの盤が来る」ぐらいに思っていたので、けっこうガックリきた覚えがある。

しかも、3桁は3桁でも、並大抵の3桁ではない。
Side2のマザー7/スタンパーAHLにもビックリだが・・・


20170604-6.jpg


Side1にいたっては、マザー2/スタンパーMGAである。


20170604-5.jpg


AHL=378番目もいい加減にしてほしいレベルだが、MGA=413番目って何さ?
400枚以上のスタンパーって、一枚のラッカーから作れるレベルをはるかに超えてるだろー

そりゃ、いままでも3桁スタンパーがあるのはわかってたけど、数字に変換して考えてみたことなんてなかったわけさ。
変換してみたら、愕然とする数字だったわけさ。

一般には、1枚のラッカーからとれるマスターは1枚だけ。
1枚のマスターからは8枚のマザー、マザー1枚あたり8枚のスタンパーを作ることができると言われている。
ってことは、1枚のラッカーからとれるスタンパーは64枚だ。

いったいぜんたい、どういう魔法を使ったら、400枚以上のスタンパーがとれるんでしょうね?

タグ:THE BEATLES
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