Whitney Houston [TMLの仕事]
12時をまわってしまったが、2月11日はホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の命日だった。
特に熱心なファンというわけでもなかったので、LPを1枚、CDを2枚くらいしかもっていないが、ファーストアルバムについては、そこに収録されている曲の中に、青春時代の切ない思い出と結びつくものなんかもあったりして、そういう意味でとても思い入れがある。
ってことで、今夜は彼女のファーストアルバムを聴いていた。
そういえば、彼女の訃報に接した頃に旧ブログに書いた記事があるので、転載(少しだけ加筆修正)しておこう。
ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の訃報に接してから、もう10日になるんだなぁ・・・
ボクと同世代の人だってのは当然わかっていたけれど、訃報で初めて、同い年だと知った。
とても才能のある人だっただけに、若すぎる死が本当に悔やまれる。
特に熱心なファンだったわけでもないので、今頃になって、冥福を祈りつつ、彼女のレコードを聴いている。
日本盤では「そよ風の贈りもの」というタイトルがつけられたファースト・アルバムだ。
もっとも、聴いてるのは、名前のみが冠されたセルフタイトルの米盤アナログ(Arista AL 8-8212)のほうだけど(笑)
ちなみに、リリース当時に買った日本盤CDは、曲順がアナログB面のほうから始まる。つまり、CD最後の曲が、米盤アナログだとA面最後の"Nobody Loves Me Like You Do"になる。
この終わり方、なんとも日本人好みだ。
アルバム全体の印象も、この曲順一つでだいぶ変わるからおもしろい。
ホイットニーのこのデビュー・アルバム、いま聴いてもまったく色あせない。
まさしく超名盤なのである。
このアルバムがリリースされた当時、ボクは大学3年生で、まさに青春真っ只中・・・・
"All at Once""Greatest Love of All"あたりの切ないバラードや、ジャーメイン・ジャクソン(Jermaine Jackson)との珠玉のデュエット"Nobody Loves Me Like You Do"あたりを聴いていると、胸をきゅんきゅんと締め付ける思い出が鮮やかに甦る。
当時購入した日本盤CDは、米盤アナログとはジャケ違いだ(米盤アナログの裏ジャケで使われている写真が表ジャケを飾っているだけだけど)。
輸入米盤アナログが1500円くらいで売られていた時代で、倍以上の3200円もした。
<このCD裏ジャケに使われてる馬とのツーショット写真は、どうやら"All at Once"のEUシングルのPSに使われたもののようだ。>
それでも、「レコードよりもクリアな高音質が、永遠に劣化なく楽しめる」という触れ込みだったから、高くて当然・・・という感覚ではあった。
でも、ウソばっかり(笑)
CDの音は確かにクリアでノイズはない。でも、それだけである。
個々の楽器やボーカルの音色は、骨と皮ばかりの出がらしみたいな代物だし、左右に広がりはあっても前後の広がりがほとんどなくて、音場感にも乏しい。
それに比べると、何年か前にハードオフのジャンクコーナーで100円で拾ってきた米盤アナログの素晴らしさといったら!
なんと豊かな音色!
なんと豊かな音場感!
まぁ、1980年代半ば、まだまだ発展途上だったデジタル技術と、完成の域に近づいていたアナログ技術・・・考えてみたら、当然なのである。
最近のデジタル技術は進化しているので、ハイレゾ音源だとかなりアナログに肉薄するものもあるし、ものによっては超えている。
CDの最新リマスターも、アナログと比べさえしなければ、そんなに悪くはないんだけどね。
ちなみに、このホイットニーのファーストアルバム、米盤アナログのRunoutを見ると、両面にTML-Mの刻印がある。
ダグ・サックス(Doug Sax)本人の手によるものなのかどうかはクレジットがないのでわからないが、The Mastering Labによる高品位なマスタリング&カッティングであることは確かだ。
いまでも数百円で買えると思うので、どこかで見つけたら、試しに買って、聴いてみてくださいな。
特に熱心なファンというわけでもなかったので、LPを1枚、CDを2枚くらいしかもっていないが、ファーストアルバムについては、そこに収録されている曲の中に、青春時代の切ない思い出と結びつくものなんかもあったりして、そういう意味でとても思い入れがある。
ってことで、今夜は彼女のファーストアルバムを聴いていた。
そういえば、彼女の訃報に接した頃に旧ブログに書いた記事があるので、転載(少しだけ加筆修正)しておこう。
**********以下、転載**********
ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)の訃報に接してから、もう10日になるんだなぁ・・・
ボクと同世代の人だってのは当然わかっていたけれど、訃報で初めて、同い年だと知った。
とても才能のある人だっただけに、若すぎる死が本当に悔やまれる。
特に熱心なファンだったわけでもないので、今頃になって、冥福を祈りつつ、彼女のレコードを聴いている。
日本盤では「そよ風の贈りもの」というタイトルがつけられたファースト・アルバムだ。
もっとも、聴いてるのは、名前のみが冠されたセルフタイトルの米盤アナログ(Arista AL 8-8212)のほうだけど(笑)
ちなみに、リリース当時に買った日本盤CDは、曲順がアナログB面のほうから始まる。つまり、CD最後の曲が、米盤アナログだとA面最後の"Nobody Loves Me Like You Do"になる。
この終わり方、なんとも日本人好みだ。
アルバム全体の印象も、この曲順一つでだいぶ変わるからおもしろい。
ホイットニーのこのデビュー・アルバム、いま聴いてもまったく色あせない。
まさしく超名盤なのである。
このアルバムがリリースされた当時、ボクは大学3年生で、まさに青春真っ只中・・・・
"All at Once""Greatest Love of All"あたりの切ないバラードや、ジャーメイン・ジャクソン(Jermaine Jackson)との珠玉のデュエット"Nobody Loves Me Like You Do"あたりを聴いていると、胸をきゅんきゅんと締め付ける思い出が鮮やかに甦る。
当時購入した日本盤CDは、米盤アナログとはジャケ違いだ(米盤アナログの裏ジャケで使われている写真が表ジャケを飾っているだけだけど)。
輸入米盤アナログが1500円くらいで売られていた時代で、倍以上の3200円もした。
<このCD裏ジャケに使われてる馬とのツーショット写真は、どうやら"All at Once"のEUシングルのPSに使われたもののようだ。>
それでも、「レコードよりもクリアな高音質が、永遠に劣化なく楽しめる」という触れ込みだったから、高くて当然・・・という感覚ではあった。
でも、ウソばっかり(笑)
CDの音は確かにクリアでノイズはない。でも、それだけである。
個々の楽器やボーカルの音色は、骨と皮ばかりの出がらしみたいな代物だし、左右に広がりはあっても前後の広がりがほとんどなくて、音場感にも乏しい。
それに比べると、何年か前にハードオフのジャンクコーナーで100円で拾ってきた米盤アナログの素晴らしさといったら!
なんと豊かな音色!
なんと豊かな音場感!
まぁ、1980年代半ば、まだまだ発展途上だったデジタル技術と、完成の域に近づいていたアナログ技術・・・考えてみたら、当然なのである。
最近のデジタル技術は進化しているので、ハイレゾ音源だとかなりアナログに肉薄するものもあるし、ものによっては超えている。
CDの最新リマスターも、アナログと比べさえしなければ、そんなに悪くはないんだけどね。
**********以上、転載終わり**********
ちなみに、このホイットニーのファーストアルバム、米盤アナログのRunoutを見ると、両面にTML-Mの刻印がある。
ダグ・サックス(Doug Sax)本人の手によるものなのかどうかはクレジットがないのでわからないが、The Mastering Labによる高品位なマスタリング&カッティングであることは確かだ。
いまでも数百円で買えると思うので、どこかで見つけたら、試しに買って、聴いてみてくださいな。
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