The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート1) [Bob Ludwig(RL)の仕事]
実を言うと、昨日少し自由な時間がとれたので、雨の中、久しぶりにレコードショップ(うちから二番目に近いところ)に行ってきた。
ショップのブログに出ていた放出品リストの中に欲しいものを一つ見つけたので、とりあえずそれを手に入れるのが目的だったのだが、レコードショップにはホントにたまにしか行けないので、あれやこれや(ネットで買うには送料がバカらしいものを中心に 笑)結局10枚ほど抱えて帰ってきた。
その中の一枚が、これ。
The Police, Synchronicityの米オリジナルである(オリジナルって言っても数百円だけどね 笑)。
このアルバム、リリース当時に購入したが、その後プログレ系のレコードを買う資金作りのために処分して、そのまんまだった。
久しぶりの再会である(笑)
このアルバムのジャケットには、手元のゴールドマインによると、なんと93もバリエーションがあるらしい。
そのあたりは、紙ジャケ探検隊の特集でも触れられていて、「93種あるので、まずまったく同じ版にめぐりあうことはないと思います。めぐりあったらシンクロニシティーですね(笑)」とある。
(紙ジャケ探検隊は、こちら。http://www.indierom.com/kami/index.htm―トップから特集に行って、プルダウンで「比較検証/ポリス」を選択してください。)
シンクロニシティ♪
今回入手したものは、紙ジャケ探検隊の特集に掲載されている4枚並んだうちの左下と同じものっぽい。
(写真をよく見るとわかるが、この左下のものは表側を映したとされる最初の写真では裏側が映っているので、次の写真では表側が映ってるとすると、今回入手したものとまったく同じだと思う。写真では下が少し欠けているが、映っているところだけでも判定できる。)
「だからどーした?」って話だけどね(笑)
さて、音のほうだが、さすがボブ・ラディック(Bob Ludwig)のマスタリングである。
グイグイと前に迫ってくる中低域が作り出す前後に立体的な音空間に、ボーカルの実在感が際立つ。
しかーし、一つ気になることがある。
Runoutを見ると、Side1にはMASTERDISKのスタンプの横にRLと手書きでサインがあるのだが、Side2のほうにはMASTERDISKのスタンプはあるもののRLがないのである。
Matrix末尾は、Side1のほうがEUR4でSide2のほうがEUR1だ。
Discogsを見ると、RCAとかESとかMとかEUR以外のプリフィックスもいろいろあって、それぞれ1、2・・・と数字も進んでいくようで、もうなにがなんだかよくわからないのだが、いずれにせよEUR4のほうにはRLがあるが、EUR1のほうにはRLがないというのは謎だ。
どうも、単純に、リカッティングのときにはラディックではなかったという話ではなさそうな気がする。
数が多すぎて、単純にサインを忘れただけ?
音を聴く限りでは、RLのサインがないSide2のほうの音もSide1の音と遜色ないから、その可能性も高い気がするが、さてどうだろう?
<追記(2016年9月26日)>
ツイッターで教えてもらった情報をもとに少しDiscogsで調べてみたところ、Matrix末尾のEUR、RCA、ES、Mの意味がわかったので、メモ代わりに追記しておこう。
これはどうやら、当時のA&Mが使っていたプレス工場を意味しているようだ。
EUR: EUROPADISK(楕円にEDPの刻印はよく見る。ニューヨークだから東海岸。)
RCA: そのまんまRCAのインディアナポリス工場
ES: Electrosound Group Midwest, Inc.(インディアナ州だから中部なんだけど、Midwestとついてるのが気にかかる。)
M: Monarch Record Mfg. Co.(ロサンジェルスだから西海岸。)
数百円で転がっているレコードだし、工場違いを集めて、聴き比べてみようかな(笑)
<続きの記事はこちら>
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート2)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート3)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート4)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート5)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート6)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート7)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート8)
ショップのブログに出ていた放出品リストの中に欲しいものを一つ見つけたので、とりあえずそれを手に入れるのが目的だったのだが、レコードショップにはホントにたまにしか行けないので、あれやこれや(ネットで買うには送料がバカらしいものを中心に 笑)結局10枚ほど抱えて帰ってきた。
その中の一枚が、これ。
The Police, Synchronicityの米オリジナルである(オリジナルって言っても数百円だけどね 笑)。
このアルバム、リリース当時に購入したが、その後プログレ系のレコードを買う資金作りのために処分して、そのまんまだった。
久しぶりの再会である(笑)
このアルバムのジャケットには、手元のゴールドマインによると、なんと93もバリエーションがあるらしい。
そのあたりは、紙ジャケ探検隊の特集でも触れられていて、「93種あるので、まずまったく同じ版にめぐりあうことはないと思います。めぐりあったらシンクロニシティーですね(笑)」とある。
(紙ジャケ探検隊は、こちら。http://www.indierom.com/kami/index.htm―トップから特集に行って、プルダウンで「比較検証/ポリス」を選択してください。)
シンクロニシティ♪
今回入手したものは、紙ジャケ探検隊の特集に掲載されている4枚並んだうちの左下と同じものっぽい。
(写真をよく見るとわかるが、この左下のものは表側を映したとされる最初の写真では裏側が映っているので、次の写真では表側が映ってるとすると、今回入手したものとまったく同じだと思う。写真では下が少し欠けているが、映っているところだけでも判定できる。)
「だからどーした?」って話だけどね(笑)
さて、音のほうだが、さすがボブ・ラディック(Bob Ludwig)のマスタリングである。
グイグイと前に迫ってくる中低域が作り出す前後に立体的な音空間に、ボーカルの実在感が際立つ。
しかーし、一つ気になることがある。
Runoutを見ると、Side1にはMASTERDISKのスタンプの横にRLと手書きでサインがあるのだが、Side2のほうにはMASTERDISKのスタンプはあるもののRLがないのである。
Matrix末尾は、Side1のほうがEUR4でSide2のほうがEUR1だ。
Discogsを見ると、RCAとかESとかMとかEUR以外のプリフィックスもいろいろあって、それぞれ1、2・・・と数字も進んでいくようで、もうなにがなんだかよくわからないのだが、いずれにせよEUR4のほうにはRLがあるが、EUR1のほうにはRLがないというのは謎だ。
どうも、単純に、リカッティングのときにはラディックではなかったという話ではなさそうな気がする。
数が多すぎて、単純にサインを忘れただけ?
音を聴く限りでは、RLのサインがないSide2のほうの音もSide1の音と遜色ないから、その可能性も高い気がするが、さてどうだろう?
<追記(2016年9月26日)>
ツイッターで教えてもらった情報をもとに少しDiscogsで調べてみたところ、Matrix末尾のEUR、RCA、ES、Mの意味がわかったので、メモ代わりに追記しておこう。
これはどうやら、当時のA&Mが使っていたプレス工場を意味しているようだ。
EUR: EUROPADISK(楕円にEDPの刻印はよく見る。ニューヨークだから東海岸。)
RCA: そのまんまRCAのインディアナポリス工場
ES: Electrosound Group Midwest, Inc.(インディアナ州だから中部なんだけど、Midwestとついてるのが気にかかる。)
M: Monarch Record Mfg. Co.(ロサンジェルスだから西海岸。)
数百円で転がっているレコードだし、工場違いを集めて、聴き比べてみようかな(笑)
<続きの記事はこちら>
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート2)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート3)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート4)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート5)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート6)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート7)
・The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート8)
コメント 0