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The Eminent Jay Jay Johnson Volume 1 [Rudy Van Gelder(RVG)の仕事]

CDでさえ未入手だった1505番は、さしあたりRVGリマスターの紙ジャケを買ってみた。


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1505番の"The Eminent Jay Jay Johnson Volume 1"と1506番の"The Eminent Jay Jay Johnson Volume 2"は、1953年リリースの"Jay Jay Johnson Sextet"(BLP 5028)、1954年リリースの"The Eminent Jay Jay Johnson Volume 2"(BLP 5057)、1955年リリースの"The Eminent Jay Jay Johnson Volume 3"(BLP 5070)という3枚の10インチLP(各盤とも6曲収録)に収録された演奏に、2曲の別テイク(5曲)を合わせた計20曲を、2枚の12インチLPに再構成したものだ。

1953年の録音はNYCのWORスタジオでダグ・ホーキンス(Doug Hawkins)によるものだが、1954年と1955年の録音はハッケンサックでのRVG録音である。

完全に自分用の覚書だが(笑)、10インチLPと12インチLPの曲構成をメモしておこう。

Jay Jay Johnson Sextet(BLP 5028)―1953年
 A1 Get Happy
 A2 Lover Man
 A3 Capri
 B1 Sketch 1
 B2 Turnpike
 B3 It Could Happen To You

The Eminent Jay Jay Johnson Volume 2(BLP 5057)―1954年
 A1 Jay
 A2 Time After Time
 A3 Old Devil Moon
 B1 Too Marvelous For Words
 B2 It's You Or No One
 B3 Coffee Pot

The Eminent Jay Jay Johnson Volume 3(BLP 5070)―1955年
 A1 Daylie Double
 A2 You're Mine You
 A3 Pennies From Heaven
 B1 Groovin'
 B2 Viscosity
 B3 Portrait Of Jennie

The Eminent Jay Jay Johnson Volume 1(BLP 1505)
 A1 Turnpike
 A2 Lover Man
 A3 Get Happy
 A4 Sketch 1
 A5 Capri
 B1 Jay
 B2 Old Devil Moon
 B3 It's You Or No One
 B4 Too Marvelous For Words
 B5 Coffee Pot

The Eminent Jay Jay Johnson Volume 2(BLP 1506)
 A1 "Daylie" Double
 A2 Pennies From Heaven
 A3 You're Mine You
 A4 Turnpike(別テイク)
 A5 It Could Happen To You
 B1 Groovin'
 B2 Portrait Of Jennie
 B3 Viscosity
 B4 Time After Time
 B5 Capri(別テイク)

これを見てわかるように、1505番は、1953年の一枚目からの5曲をSide1に、1954年の二枚目からの5曲をSide2に配置して、曲順を若干変更したものだが、繰り返し聴いていると、アルフレッド・ライオン(Alfred Lion)の意図がなんとなくわかる気もする。
CDになって、Side1とSide2が連続再生になっているのは、こと1505番についてはちょっと違う気がする。
ってことで、とりあえず5曲目が終わったところで一旦停止する(笑)

Side1に収められた1953年のセクステットは、トロンボーンのJ.J.ジョンソンに、トランペットのクリフォード・ブラウン(Clifford Brown)、テナー&バリトンのジミー・ヒース(Jimmy Heath)、ピアノのジョン・ルイス(John Lewis)、ベースのパーシー・ヒース(Percy Heath)、ドラムのケニー・クラーク(Kenny Clarke)が加わったもの。

クリフォード・ブラウンのトランペットにはすでに抵抗できない身体になっているので、まずは彼のソロに耳を奪われてしまうのだが、J.J.のソロも負けず劣らず素晴らしい。
音色的には確かにトロンボーンなのに、ホントにトロンボーンなの?って思ってしまうくらいの超絶技巧である。
バラードの表現力だって、並外れたものがある。

とはいえ、J.J.のトロンボーンをとことん味わうなら、Side2に収められた1954年の演奏である。
ピアノのウィントン・ケリー(Wynton Kelly)、ベースのチャールス・ミンガス(Charlie Mingus)、コンガのサブー(Sabu)、ドラムのケニー・クラークとのワンホーン・クインテットだからね。
コンガがまた良い味を出してるんだな。

うーん、やっぱり、RVGカッティングのアナログで聴いてみたいなぁ・・・
オリジナル・ファーストプレスじゃなくても、手持ちの1506番と同じようなやつでいいから。

えっ?
手持ちの1506番てどんなやつかって?
それは、また次の機会に(笑)

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