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セカンド・シーズンの始まり~YELLOW [SCANDAL]

3月2日(水)が発売日だったSCANDALの新譜”YELLOW”、ボクはフラゲして、発売日前日の1日夜からかなりヘビロテで聴いている。
(ボクが購入したのはDVD付の初回生産限定盤。デジタル抽選会は《ドM賞》に応募したけど、ボクはMではない 笑)

今回のアルバムは全曲がメンバーの作詞作曲。

もともとボーカル&ダンススクール出身の彼女達は、バンドという形はとっていても、むしろパフォーマーとして出発したといえるが、結成10周年を迎えようというキャリアの中で着実に演奏力を高めてきていたし、それと同時に、楽曲製作にも積極的に関わるようになってきていた。
ガールズバンドという括りの中で確実に進化してきたと言っていい。
前作”HELLO WORLD”は、その集大成的なアルバムだった。

”HELLO WORLD”を引っさげてのワールドツアーの中で、彼女達はおそらく、”ガールズバンド”から、”ガールズ”であることの甘えを排した正真正銘の”ロック・バンド”へと飛躍的な成長を遂げたのではないか。
アルバム”YELLOW”を聴いているとそんな印象を受ける。

アメリカン・ロック、アメリカン・ポップス、モータウン、パンク、スカパンク、グランジ、レゲエ、ダンスミュージックなど、さまざまなジャンルを柔軟に吸収しながら、見事にSCANDAL色のバンドサウンドに仕上げているのである。
バラエティに富んでいながら統一感もあり、ボートラを含めて52分、一気に聴かせる。

個人的には、TOMO&RINAが奏でる重厚なリズムがとにかく心地よい。
心地良い理由としては、新しいオーディオシステムで次元の違う低域が出ているせいも確かにあるのだが、音の質感がこれまでのアルバムとまったく違うものであることは、ヘッドフォンで聴いても、あるいはカーステレオやiPodで聴いてもすぐにわかる。

ミックスやマスタリング(マスタリングはSTERLING SOUND)によるところも大きいのかもしれないが、どうやら本人達も、録音のときに音の質感にこだわっていろいろ試みていたらしい。
そういうこだわりが、統一感のあるバンドサウンドを生み出しているんだろう。

ガールズバンドという括りではもはや語れない、ロックバンドとしてのSCANDALのセカンド・シーズンが始まった。
アルバム”YELLOW”は、そんな印象を受ける渾身の作品である。


本人達のコメントを聴きつつ、さらに深く聴き込んでみよっと。









YELLOW(初回生産限定盤)(DVD付)

タグ:Scandal
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