Who's Next [アナログ・コレクターの覚書]
前の記事で、The Who, Who's Nextのカッティングがダグ・サックス(Doug Sax)氏の仕事だというのは知らなかったと書いたが、手持ちのCD(2003年にリリースされたデラックス・エディション)のケース内側にマスターテープのボックスに貼られたラベルの写真があって、そこにはマスターテープがTHE MASTERING LABに送られたことがはっきり示されていた。
ちょっと気にしていれば気づいたことだったわけである(あぁ不覚 笑)。
気を取り直して、レコードを聴こう。
内容については、いまさらボクなんぞがどうこう言うのはおこがましい大名盤である。
いったん針を下ろせば、一気に最後まで聴いてしまう。
前の記事にも紹介したように、ボクは、US盤のほかに、UK盤を二枚持っている。
一番手前がUS盤で、二番目がUK盤の初期プレス、一番奥がUK盤のレイト・プレスである。
手前の二枚はちょっと赤みが強く、写真の鮮度はUS盤が一番高い。
写真の赤みについては個体差かもしれないが、写真の鮮度については、US盤が勝ることに理由がある。
US盤のみ、表ジャケットの左上にカタログ番号(DL79182)があるのだが・・・
UK盤のジャケットをよく見ると、最初からカタログ番号がないわけではなく、アメリカ盤のカタログ番号(UK盤のカタログ番号は、2408 102である)を消した痕があるのだ。
つまり、US盤用のジャケットの版下が修正されてUK盤のジャケットが作られているわけで、鮮度が低いのは当然なのである。
この修正がないUK盤ジャケットが存在するのかどうかは知らない(UK盤のレイトも修正ありのジャケットである)。
米カッティングで、ジャケットもUKはUSの修正となると、オリジナルは米盤か?って話になってくる。
米盤のレーベルは、レインボー・デッカである。
友人からの情報によると、レインボー・デッカといっても「艶あり」「艶なし」があり、DG付なんてのもあるらしい。
それに、レーベル中央の帯の下の表記が"A DEVISION OF MCA INC"ではなく、"MCA Records Inc"となっているものもあるという。
Matrix末尾にしても、ボクの持っているものはW2/W2だが、Discogsで確認してみると、W1/W1、W3/W3なんてバリエーションもあるようだし、W1-2 1/E1 1なんて変り種もある。
米盤は掘り始めたら泥沼である(笑)
その点UK盤はわかりやすい。
黒TRACKのフラット・マットで決まりである。
Matrix末尾は、ボクの持っているものはA1/B2だが、Discogsで確認してもこれしか載ってなかったので、これが初盤でいいんだろうと思う。
UKオリジナルでは、このHEAD HUNTERSインナーが付属しているかというのも問題になる。
あれ?でも、このインナーって、これについてたんだっけかなぁ?
なんか別のについてた気もするが、まぁいいや(笑)
ついでに、UK盤のレイト・レーベルも紹介しておこう。
外周がもっこりと盛り上がっているのが特徴である。
この盤のRunoutにはBILBOのサインがあり、明らかにダグ・サックス氏のカッティングではない。
ボクの手持ちはA4/B3だが、Discogsを見るとA3/B3とかA4/B4というバリエーションもあるようだ。
一方、初期盤については、US盤だけでなくUK盤も、ダグ・サックス氏によるカッティングだと思われる。
まず、UK盤も米カッティングであることは、Runoutに刻まれた番号でわかる。
このMG 12888という番号は米盤のレーベル上に明記されている(Side 1の)マスタテープ番号である。
これを米盤のRunoutに刻み込まれたマスターテープ番号と比べてみると、同一人物が書いたものに見える(数字は微妙だが、MGの特徴は一致している)。
つまり、UK盤もダグ・サックス氏によるカッティングということになる。
さて、ダグ・サックス氏の仕事の話である。
アナログ音盤Vol.4でも書かれていたように、ボーカルが心地よく抜けて浮かびあがる。
その点では、US盤もUK盤もかわらない。
手持ち盤での比較では、US盤が高域を少し強調して低域がタイトになっているのに対して、UK盤は重心が若干低いという違いはある。
鮮度感はUK盤のほうがあるが、手持ちのUS盤はMatrix末尾がW2/W2なので、W1/W1だとどうなのかはわからない。
ボクはハンパなコレクターなので、UK初盤で満足してしまって、US初盤を何とか探さねばと目の色を変えたりはしていない(笑)
でも、W1/W1のUS盤も聴いてみたいとは思うんだけどね。
ちょっと気にしていれば気づいたことだったわけである(あぁ不覚 笑)。
気を取り直して、レコードを聴こう。
内容については、いまさらボクなんぞがどうこう言うのはおこがましい大名盤である。
いったん針を下ろせば、一気に最後まで聴いてしまう。
前の記事にも紹介したように、ボクは、US盤のほかに、UK盤を二枚持っている。
一番手前がUS盤で、二番目がUK盤の初期プレス、一番奥がUK盤のレイト・プレスである。
手前の二枚はちょっと赤みが強く、写真の鮮度はUS盤が一番高い。
写真の赤みについては個体差かもしれないが、写真の鮮度については、US盤が勝ることに理由がある。
US盤のみ、表ジャケットの左上にカタログ番号(DL79182)があるのだが・・・
UK盤のジャケットをよく見ると、最初からカタログ番号がないわけではなく、アメリカ盤のカタログ番号(UK盤のカタログ番号は、2408 102である)を消した痕があるのだ。
つまり、US盤用のジャケットの版下が修正されてUK盤のジャケットが作られているわけで、鮮度が低いのは当然なのである。
この修正がないUK盤ジャケットが存在するのかどうかは知らない(UK盤のレイトも修正ありのジャケットである)。
米カッティングで、ジャケットもUKはUSの修正となると、オリジナルは米盤か?って話になってくる。
米盤のレーベルは、レインボー・デッカである。
友人からの情報によると、レインボー・デッカといっても「艶あり」「艶なし」があり、DG付なんてのもあるらしい。
それに、レーベル中央の帯の下の表記が"A DEVISION OF MCA INC"ではなく、"MCA Records Inc"となっているものもあるという。
Matrix末尾にしても、ボクの持っているものはW2/W2だが、Discogsで確認してみると、W1/W1、W3/W3なんてバリエーションもあるようだし、W1-2 1/E1 1なんて変り種もある。
米盤は掘り始めたら泥沼である(笑)
その点UK盤はわかりやすい。
黒TRACKのフラット・マットで決まりである。
Matrix末尾は、ボクの持っているものはA1/B2だが、Discogsで確認してもこれしか載ってなかったので、これが初盤でいいんだろうと思う。
UKオリジナルでは、このHEAD HUNTERSインナーが付属しているかというのも問題になる。
あれ?でも、このインナーって、これについてたんだっけかなぁ?
なんか別のについてた気もするが、まぁいいや(笑)
ついでに、UK盤のレイト・レーベルも紹介しておこう。
外周がもっこりと盛り上がっているのが特徴である。
この盤のRunoutにはBILBOのサインがあり、明らかにダグ・サックス氏のカッティングではない。
ボクの手持ちはA4/B3だが、Discogsを見るとA3/B3とかA4/B4というバリエーションもあるようだ。
一方、初期盤については、US盤だけでなくUK盤も、ダグ・サックス氏によるカッティングだと思われる。
まず、UK盤も米カッティングであることは、Runoutに刻まれた番号でわかる。
このMG 12888という番号は米盤のレーベル上に明記されている(Side 1の)マスタテープ番号である。
UK盤のRunout
これを米盤のRunoutに刻み込まれたマスターテープ番号と比べてみると、同一人物が書いたものに見える(数字は微妙だが、MGの特徴は一致している)。
つまり、UK盤もダグ・サックス氏によるカッティングということになる。
US盤のRunout
さて、ダグ・サックス氏の仕事の話である。
アナログ音盤Vol.4でも書かれていたように、ボーカルが心地よく抜けて浮かびあがる。
その点では、US盤もUK盤もかわらない。
手持ち盤での比較では、US盤が高域を少し強調して低域がタイトになっているのに対して、UK盤は重心が若干低いという違いはある。
鮮度感はUK盤のほうがあるが、手持ちのUS盤はMatrix末尾がW2/W2なので、W1/W1だとどうなのかはわからない。
ボクはハンパなコレクターなので、UK初盤で満足してしまって、US初盤を何とか探さねばと目の色を変えたりはしていない(笑)
でも、W1/W1のUS盤も聴いてみたいとは思うんだけどね。
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