「クリムゾン・キングの宮殿」UKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]
46年前の昨日(1969年10月10日)がリリース日だったということで、昨日のボクのTwitterのTLは、キング・クリムゾン(KING CRIMSON)の「クリムゾン・キングの宮殿(IN THE COURT OF THE CRIMSON KING)」で賑わっていた。
「宮殿」といえば、マト2のレーベル違い問題は決着がついたんだろうか。
検索をかけても、決着以前に、問題自体がひっかかってこないσ^_^;
こんな重箱の隅みたいな問題は、誰も気にしていないということか・・・
手元にある3枚のUKオリジナル、ピンク・アイ・レーベル盤をひっぱり出してみる。
すべてE.J.DAY製のジャケットだが、一番手前のものだけ赤みが少しきつい。
それだけなら、まぁ個体差って程度かもしれないが、この赤みのきついものだけ僅かだが一回り小さい(幅はほぼ同じだが高さが2mmほど低い)のが気になる。
一応他と区別して、「赤Sジャケ」としておこう。
(これが初回ジャケの気がするのである。)
「宮殿」のピンク・アイ・レーベルは三種類ある。
一番出回っていると思われるのがこちらの薄いピンクのレーベルである。
ボクの所有するこのレーベルの盤のマトリックスは次の通り。
Side A ILPS 9111 A▽2 1 2 4
Side B ILPS 9111 B//4 1 1 8
A2/B4以外にもA2/B3やA3/B3の盤があることが知られている。ボクは所有していないけれど。
Discogsを見ると、各マトリックス盤の枝番を含む詳細まで記載されているが、A2/B4盤の枝番はボクの所有する盤とは違う。
同じラッカーのスタンパーは相当数存在しているはずなので当たり前のことなのだが、マト2レーベル違い問題と関わることなので、一応確認しておく。
いわゆるマト2盤のレーベルは、ピンク・アイといっても、少々濃いピンクでリム部分をのぞいてレーベル全体がテクスチャーというか、コンクリート表面のようにザラついているレーベルである。
区別のために「濃ザラ大レーベル」と呼ぶことにする。
ボクの所有するものの写真を載せておこう。
この盤のマトリックスは次の通り。
Side A ILPS 9111 A▽2 1 4
Side B ILPS 9111 B//2 1 5
Discogsに記載されているマト2盤の詳細と枝番まで同じである。
マト2盤には、ちょっと違うレーベルのものもある。
最初に買ったものの状態がいまひとつだったのでもう一枚買ってみたら、違うレーベルのが来た。
テクスチャーというか、コンクリート表面のようにザラついている部分が、レーベル中心部に限られている。
ちょうど、ドーナッツ盤用のアダプターくらいの大きさだ。
区別のために「濃ザラ小レーベル」と呼ぶことにする。
こんなレーベルである。
しかし、この盤のマトリックスは、枝番まで含めて上のマト2盤とまったく同じなのである。
つまりはこの二枚のマト2盤は同じスタンパーからプレスされたものということになる。
(さらにDiscogsの記載まで同じとなると、両面マト2盤にはスタンパーが一つしか存在しないかのようである。)
この二枚のマト2盤の違い、レーベルの紙の違いというより、プレス機のスタンパー装着部分の形状の違いのように見える。
そうだとすると、一つのスタンパーでプレス機を換えてプレスしていることになるわけだ。
一つのスタンパーだとすると、工場違いというのも考えにくいから、一つの工場に二種類のプレス機があったということになるのだが、でも、一つの工場に二種類のプレス機があるなんてことがあるんだろうか?
仮にあるとしても、どうして別のプレス機でプレスしたんだろう?
どうにもよくわからないのである。
ちなみに、ジャケとレーベルとマトリックスの対応関係は次の通りである。
①赤Sジャケ 濃ザラ大レーベル A2/B2
②通常ジャケ 濃ザラ小レーベル A2/B2
③通常ジャケ 薄ツルレーベル A2/B4
①と②は状態が違いすぎて、音質の違いは判定しにくい。
③に比べればどちらも鮮烈である。
でも、「宮殿」てマト1が見つかったんだったよねぇ・・・
どんな音なのかとても興味はあるのだが、とんでもない値段がついてたので、一生聴くことはないだろうなぁ・・・
<マト2のレーベル違い問題の解決編については、下記ページをご覧ください。>
https://sawyer2015.blog.so-net.ne.jp/2018-12-30
「宮殿」といえば、マト2のレーベル違い問題は決着がついたんだろうか。
検索をかけても、決着以前に、問題自体がひっかかってこないσ^_^;
こんな重箱の隅みたいな問題は、誰も気にしていないということか・・・
手元にある3枚のUKオリジナル、ピンク・アイ・レーベル盤をひっぱり出してみる。
すべてE.J.DAY製のジャケットだが、一番手前のものだけ赤みが少しきつい。
それだけなら、まぁ個体差って程度かもしれないが、この赤みのきついものだけ僅かだが一回り小さい(幅はほぼ同じだが高さが2mmほど低い)のが気になる。
一応他と区別して、「赤Sジャケ」としておこう。
(これが初回ジャケの気がするのである。)
「宮殿」のピンク・アイ・レーベルは三種類ある。
一番出回っていると思われるのがこちらの薄いピンクのレーベルである。
ボクの所有するこのレーベルの盤のマトリックスは次の通り。
Side A ILPS 9111 A▽2 1 2 4
Side B ILPS 9111 B//4 1 1 8
A2/B4以外にもA2/B3やA3/B3の盤があることが知られている。ボクは所有していないけれど。
Discogsを見ると、各マトリックス盤の枝番を含む詳細まで記載されているが、A2/B4盤の枝番はボクの所有する盤とは違う。
同じラッカーのスタンパーは相当数存在しているはずなので当たり前のことなのだが、マト2レーベル違い問題と関わることなので、一応確認しておく。
いわゆるマト2盤のレーベルは、ピンク・アイといっても、少々濃いピンクでリム部分をのぞいてレーベル全体がテクスチャーというか、コンクリート表面のようにザラついているレーベルである。
区別のために「濃ザラ大レーベル」と呼ぶことにする。
ボクの所有するものの写真を載せておこう。
この盤のマトリックスは次の通り。
Side A ILPS 9111 A▽2 1 4
Side B ILPS 9111 B//2 1 5
Discogsに記載されているマト2盤の詳細と枝番まで同じである。
マト2盤には、ちょっと違うレーベルのものもある。
最初に買ったものの状態がいまひとつだったのでもう一枚買ってみたら、違うレーベルのが来た。
テクスチャーというか、コンクリート表面のようにザラついている部分が、レーベル中心部に限られている。
ちょうど、ドーナッツ盤用のアダプターくらいの大きさだ。
区別のために「濃ザラ小レーベル」と呼ぶことにする。
こんなレーベルである。
しかし、この盤のマトリックスは、枝番まで含めて上のマト2盤とまったく同じなのである。
つまりはこの二枚のマト2盤は同じスタンパーからプレスされたものということになる。
(さらにDiscogsの記載まで同じとなると、両面マト2盤にはスタンパーが一つしか存在しないかのようである。)
この二枚のマト2盤の違い、レーベルの紙の違いというより、プレス機のスタンパー装着部分の形状の違いのように見える。
そうだとすると、一つのスタンパーでプレス機を換えてプレスしていることになるわけだ。
一つのスタンパーだとすると、工場違いというのも考えにくいから、一つの工場に二種類のプレス機があったということになるのだが、でも、一つの工場に二種類のプレス機があるなんてことがあるんだろうか?
仮にあるとしても、どうして別のプレス機でプレスしたんだろう?
どうにもよくわからないのである。
ちなみに、ジャケとレーベルとマトリックスの対応関係は次の通りである。
①赤Sジャケ 濃ザラ大レーベル A2/B2
②通常ジャケ 濃ザラ小レーベル A2/B2
③通常ジャケ 薄ツルレーベル A2/B4
①と②は状態が違いすぎて、音質の違いは判定しにくい。
③に比べればどちらも鮮烈である。
でも、「宮殿」てマト1が見つかったんだったよねぇ・・・
どんな音なのかとても興味はあるのだが、とんでもない値段がついてたので、一生聴くことはないだろうなぁ・・・
<マト2のレーベル違い問題の解決編については、下記ページをご覧ください。>
https://sawyer2015.blog.so-net.ne.jp/2018-12-30
タグ:King Crimson
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